競技

2014/03/19

【REPORT コンバインド】
ソチ五輪銀メダルの渡部暁斗選手凱旋帰国

 ソチオリンピックで20年ぶりのメダルを獲得したノルディックコンバインドの渡部暁斗選手(北野建設スキークラブ)が、18日、凱旋帰国した。1月初旬からワールドカップ、ソチオリンピック、そしてワールドカップとロングランの遠征にも笑顔一杯で多くの報道陣、ファンの待つ到着ゲートに姿を現した。

 到着後、別室で記者会見を開き、報道陣からまず何をしたいかという質問に「布団の上でゆっくり眠りたい」と笑いを誘い、ソチでの銀メダル獲得に話が及ぶと「金メダルを獲ると公言したので100%満足というわけにはいかないがメダルを獲れたことでステップアップすることができた」と笑顔を見せた。

 今後の目標については、今季、1勝に終わったことに触れ、「ワールドカップの総合優勝を当面の目標にしているが、それには沙羅ちゃんみたいに何勝もしなければ獲得できない。それと世界選手権大会での金メダル」ときっぱり。

 ワールカップ最終戦では、総合優勝したフレンツェル(ドイツ)を破っての優勝だったが、「フレンツェルはコンディションが悪かったようだしオリンピック後のレースだから…」と冷静に勝利を分析、その言葉の裏には「ベストコンディションでも来季は勝つ」という強い自信が現われていた。

 明確な目標をもって来季の世界選手権大会、そしてワールドカップへ早くも闘志をたぎらせていた渡部選手だった。

 

成田コンバインド部長と渡部選手が帰国記者会見