競技
2022/08/08【REPORT 第1回スキークロス国内合宿報告】
- 日時
- 2022年7月26日(火)~28日(木)
- 場所
- 東北クエスト・しんちパンプトラック等
- 選手
- 須貝龍、古野慧、古野哲也、小林竜登、中西凛、大越龍之介、向川桜子、新井真季子
- スタッフ
- 原田 千耶子、吉田 ひばり、村野 友紀、西沢 勇人、香川 英信
アルペン種目から移籍の3名のメンバー含む、総勢8名となるスキークロスチーム新体制として、初の国内合宿を宮城県にて開催いたしました。
初日はスポーツ庁認定のナショナルトレーニングセンターとしても指定されているジャンプのオフトレ施設「東北クエスト」を使用させていただき、キッカーセクションでの空中姿勢やタイミング、バランス力の向上を目的にトレーニングいたしました。猛暑の中でしたが、ほとんどの選手がこのような施設の利用は初めてなのと、オフシーズンにキッカーを飛ぶ練習はあまりできないため、熱心にトレーニングに打ち込んでおりました。また、アルペンからのコンバートによる選手はまだジャンプの経験が浅いため、複数のキッカーを使いわけながらまずはジャンプに慣れていくところからのスタートでしたが、あっという間に動作を身につけていき、最終的にはビッグキッカーもなんなく飛んでいくなど、とても安全で効果的なトレーニングとなりました。
2日目は福島県新地町で復興支援のために造成された「しんちパンプトラック」を使用し、インラインスケートを用いてウェーブやバンクなどの動作確認や、走らせ方などの応用トレーニングを行いました。スキーよりもさらに制度の高い前後バランス力が問われるため、足元のシビアな動きの確認をすることができました。
夕方以降は体育館にて香川トレーナーを中心にフィジカルトレーニングやボディーメンテナンスを行った他、スポーツ心理学者の佐々木丈予先生に、緊張のメカニズムを脳科学と心理学の観点から紐解く講義を行っていただき、選手にとって最も重要となるメンタルコントロールを脳科学的に解決していくための方法などを聞くことができました。
冬季シーズンが始まるとチーム全員で集まることはほとんどないため、今回全員での合宿形式のトレーニングはチーム力を高めるためにも非常に効果的なものになりました。今回の合宿で各選手課題がたくさん出てきたと思いますので、シーズンインに向けてそれぞれ課題解決し、フィジカルトレーニングに励んでいただきます。
22-23シーズンスタートは選手によっては8月31日からのMt.hotham(ホーサム山・オーストラリア)でのFISレースからとなるのでぜひご期待ください!
第1回スキークロス国内合宿報告
報告: スキークロスチームコーチ 西沢 勇人
コンテンツ内で集合写真撮影時のみマスクを外している場面がございます。
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