競技

2022/08/15

【REPORT 第11回アルペン合宿】一貫したフィジカル強化による競技力の向上を目指して

▲※合宿の概要はこちら

7/2に北海道、7/8に競技別強化拠点である菅平にて、拠点強化指定選手を対象としたフィットネステストを実施しました。

(1) 講習NSCA-CSCS資格を取得しているトレーナーの方にストレングス種目を担当いただき、主にユース選手に向けてスクワット動作の講習を実施した。
スクワットは全ての競技やトレーニングの基本となる動作であるため、正しい知識で正しく行うことが必須である。
スクワットを教わったことがない選手や、ウエイトトレーニングをしたことがない選手もおり、成長期であるユース年代に対するトレーニングの教育は今後も必要不可欠であると改めて感じた。

第11回アルペン合宿
講習のようす
第11回アルペン合宿
講習のようす

(2) フィットネステスト17歳以上と16歳以下に別れフィットネステストを実施した。
両年代ともに強豪国でも実施されているテストを用いて測定をした。16歳以下のストレングス種目はフォームの習得を評価するようにしており、17歳になったときに正しい知識と動作で強度を上げていくためのステップとなっている。同時にこれらの必要性を伝えることも狙いである。

第11回アルペン合宿
フィットネステスト
第11回アルペン合宿
フィットネステスト

(3) ディスカッション高校生以上の選手は最後に「自分達に足りないものは何か、どのように強化していくか」ということを複数のグループに分かれてディスカッションを実施した。これは、考える、伝える、話し合うという基本的なコミュニケーションスキルの向上、そして自分自身を客観的に評価し分析する能力の向上を狙った取り組みである。
まだまだ足りていない部分も多いが、考える力、伝える力がつくことでコーチとのコミュニケーションやチームビルディングに活きてくる。参加した選手も真剣に自分の課題と向きあい、発表することで明確な目標設定につなぐことができていた。

第11回アルペン合宿
ディスカッション
第11回アルペン合宿
菅平にて

これらの取り組みは強化選手のみならず日本のアルペンスキーの方針として、今後広く周知していきたいと考えております。
フィジカル面での方針を確立し、日本全体でフィジカル強化による競技力の向上を先ずは目指していきたいです。

以上

報告: アルペン 男子コーチ 河野 恭介

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