競技

2022/08/23

【REPORT 第1回クロスカントリー競技タレント発掘育成事業合宿】

▲第1回クロスカントリー競技タレント発掘育成事業合宿の概要はこちら

今年度初となるU20、U18の選手を対象にした合宿を8月1日から7日まで長野県志賀高原で、8日から12日まで秋田県鹿角で実施しました。
志賀高原合宿ではサッカー日本代表としてW杯帯同経験のある小粥トレーナー指導のもと、体(筋肉)の使い方の習得に取り組みました。トレーニングの量と質で上げられるスピードもありますが、体(筋肉)の使い方で上げられるスピードもあるという事を認識して行いました。

体(筋肉)の使い方の習得に取り組んだ体(筋肉)の使い方の習得に取り組んだ
体(筋肉)の使い方で上げられるスピードを意識する体(筋肉)の使い方で上げられるスピードを意識する

これまであまり深く意識して使ってこなかった筋肉へのアプローチだったことから、初めは狙った筋肉を意識できず、イメージ通りに体が反応しない様子が見られました。しかし、少しずつ頭で理解して意識して使えるようになると、ポールに対しての力の加わり方やローラースキーへの圧力の伝わり方が変わり、よい変化が見えるようになってきました。
目線を変えたり、腰や膝の角度を少し変えたりするだけでも感覚が大きく変わってくることを認識でき、葛藤の中にも確かな変化が起こるという手応えを選手達は掴むことができました。

良い変化が見えるようになって来た良い変化が見えるようになって来た
葛藤の中にも確かな変化が起きた葛藤の中にも確かな変化が起きた
目線を変えたり、腰や膝の角度を少し変えたりするだけでも感覚が大きく変わる目線を変えたり、腰や膝の角度を少し変えたりするだけでも感覚が大きく変わる

鹿角合宿ではU23の選手も加わって合宿が行われました。U23の選手に対しては、ローラースキーコースでのタイムトライアルやスピード練習、フォーム指導、陸上でのイミテーションドリルを実施し、課題の抽出と課題解決のための取り組み方に関する指導が行われました。

合宿の終盤にはFISローラースキー大会に参加し、初日のクラシカル種目、男子では広瀬が3位、中嶋が21位、池田が23位、笠原が26位、神が36位、山﨑が94位という結果となりました。女子では山﨑が10位、小林が16位、中島が18位、小池が20位、小坂が23位という結果でした。また2日目のフリー種目、男子では広瀬が3位、池田が14位、神が20位、中嶋が26位、笠原が28位、山﨑が65位、女子では小池が12位、中島が15位、山﨑が16位、小林が19位、小坂が21位という結果となりました。この時期にレースを走ることで5月から本格的に始まったオフトレーニングのここまでの成果と課題を確認することができ、次の合宿に向けて各自で取り組むべきことを総括することができました。

U20、U18の選手はこの合宿から取り組みを始めた体(筋肉)の使い方の習得には時間が必要なので、今後の合宿でも継続して行っていき、選手それぞれのフォームに取り入れられるようにしていきたいと思います。またU23の選手は自ら課題を発見し、解決するための力を次の合宿に向けて取り組み、その進捗を確認しながらシーズンに向けたトレーニングを進めていきたいと思います。

鹿角にて鹿角にて

新型コロナウィルス感染症の影響が続く状況下ではありますが、チーム活動へのご理解、ご協力をいただき感謝しております。今後も感染対策に気をつけ、来たるシーズンに向けて活動を継続していきたいと思います。

報告: クロスカントリーチーム コーチ(U20 担当)恩田 祐一/(U23 担当)藤田 善也

運動の特性上、コンテンツ内にマスクを外している場面がございますが、当事業はSAJ感染対策ガイドラインのもとで実施しております。