競技

2022/09/08

【REPORT 第3回クロスカントリー競技タレント発掘育成事業合宿】

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国内では今年度2回目となるU20選手を対象にした合宿を8月22日から9月4日まで長野県志賀高原をベースに実施しました。
合宿前半は前回の合宿中に行われた鹿角ローラースキー大会で得られた選手個々の課題について、選手の感覚と指導者の目、さらにはレース動画も含めて確認し、改善に取り組みました。ポールを突くタイミング、キックをするタイミングが少しでも遅れると走りのリズム全体が崩れることを認識し、心拍数が上がった苦しい状態でもリズムが遅れないように意識することを目的にトレーニングに取り組みました。

日々課題を明確にして取り組む選手達日々課題を明確にして取り組む選手達

合宿中盤では前回同様サッカー日本代表としてW杯帯同経験のある小粥トレーナーにお越しいただき、ムービングスキルの習得に取り組みました。ポールを突くタイミング、キックをするタイミングが遅れないようにするためには、どの筋肉をどのような角度でどのように力を入れて使うことが有効なのか、どのような力を作用させると前方への推進へと繋がる力が得られるのか(選手には『反発を得るための動き』と説明)、アライメントチェックや多種類のエクササイズを通して、体の使い方を学びました。

エクササイズを通して、体の使い方を学ぶエクササイズを通して、体の使い方を学ぶ
小粥トレーナーによるムービングスキルトレーニング小粥トレーナーによるムービングスキルトレーニング

合宿終盤では木島平村で行われたローラースキーのテストレースに参加しました。レース前日に大きくテクニックを変えた選手もいましたが、疲労を抱えた状態の中でも全力で走ることによって発見できた新たな課題と手応えを得ることができました。

木島平ローラースキーコースにて木島平ローラースキーコースにて

選手達のムービングスキルに対する取り組みが積極的になってきており、レースやトレーニング後にそこに対する反省の言葉が出てくるようになってきました。この年代でそこを意識しておくことがこの先へと繋がっていくと思いますので、引き続き課題を明確にして取り組んでいきたいと思います。

新型コロナウィルス感染症の影響が続く状況下ではありますが、チーム活動へのご理解、ご協力をいただき感謝しております。今後も感染対策に気をつけ、来たるシーズンに向けて活動を継続していきたいと思います。

報告: クロスカントリーチーム コーチ(U20 担当)恩田 祐一

運動の特性上、コンテンツ内にマスクを外している場面がございますが、当事業はSAJ感染対策ガイドラインのもとで実施しております。