競技
2013/08/30【REPORT SBXオーストラリア・ニュージーランドカップ】
藤森選手1位、2位、桃野選手も2位と4位
オーストラリアのマウントホッサムで開催されたオーストラリア・ニュージーランドカップ(ANC)×2戦。連日の暴風が嘘のように晴れ、遠征期間中で最も視界良好のなか、コースはジャンプセクションが少なく、ハイスピードバンクが2ヵ所、抜きどころの少ないコース設定の中で開催された。
第1バンクに入る順位が非常に重要で、その後は2ヵ所しか抜きどころがなかった。一つは第1バンク後のストレートで前の選手の真後ろにつき加速させ第2バンク前にインから。2つ目は激しく曲がる第3バンクのインから強引にショートカットするしかなかった。
藤森選手は、2戦とも予選1位でビックファイナルに順当に勝ち上がったが、ビックファイナルではスタート後の緩斜面のウェーブセクションでAustraliaのBelleに2戦とも先行を許した。1戦目は第1バンク後のストレートで加速し、横に並ぶが抜ききれず、本人もイメージしていた第3バンクでインからBelleを抜き去りそのままゴールし優勝。2戦目は第1バンク前の荒れたバーンに大きくバランスを崩し失速、その後に猛追するが、ゴール前ぎりぎりまで接戦の末に抜く事ができずに2位という結果となった。
男子はAustraliaのBOLTON Cameron、USAのPERLE Michaelらとの世界でも勢いのある若手選手達との戦いとなった。桃野選手は1戦目順当に勝ち上がりファイナルへと駒を進めたが、スタート後のラインミスにより3位でレース終盤へ。ゴール前の第3バンクでインに切り込み2位でゴールした。2戦目は僅か0.13秒差の予選2位、その後は1戦目の雪辱を晴らすかのようにレースを全て1位で勝ち進みビックファイナルへ進出。強豪の揃う中、疲労も限界に達しつつもそのビックファイナルではトップでスタート切った。1位でレースを引っ張り、ゴール前までレースを運んだが僅かなミスで2位の選手に追いつかれ激しく接触した。その結果ゴールまで20mのところで1位の桃野選手と2位の選手が転倒し、その間に下位の選手がゴールし、桃野選手の最終結果を4位とした。
それぞれの課題について今後も明確にし取り組んで行きたい。
報告/スノーボードクロスコーチ 五十嵐 幸太
■Mens
Rank | Name |
---|---|
1 | BOLTON Cameron |
2 | MOMONO Shinya |
3 | KINDA Geza |
4 | PERLE Michael |
■Ladies
Rank | Name |
---|---|
1 | FUJIMORI Yuka |
2 | BROCKHOFF Belle |
3 | IWADARE Karen |
4 | KOBAYASHI Karen |