競技

2022/09/30

【REPORT 第5回クロスカントリー競技タレント発掘育成事業合宿】

▲第5回クロスカントリー競技タレント発掘育成事業合宿の概要はこちら

国内では今年度3回目となるU20,U18選手を対象とした合宿を、9月14日から9月24日まで長野県木島平村と長野県山ノ内町志賀高原で実施しました。

合宿前半は2022全日本選抜木島平サマーノルディック大会に向けて、レース会場でのローラースキーを中心に高強度(Intensity4、Intensity7)インターバルトレーニングを実施し、コースの各ポイントで映像でのフォームチェックも行いレースに向けて調整していきました。また、近藤、今野両トレーナーによるマッサージでのコンディショニングも図っていただきレースに臨みました。

9月17日の大会初日では、男子10kmフリー種目にて池田選手14位(高校1位)、山﨑選手22位、滝沢選手27位、神選手36位(高校4位)、中嶋選手52位(高校10位)小池選手59位、女子7.5kmフリー種目にて山﨑選手8位(高校1位)、小池選手9位(高校2位)、中島選手15位、鎌倉選手16位、栃谷選手29位、小坂選手32位(高校10位)となりました。

高校男子の部で優勝した池田選手と4位神選手高校男子の部で優勝した池田選手と4位神選手

18日の大会2日目では、男子10kmクラシカル種目にて滝沢選手11位タイ、池田選手17位(高校1位)、山﨑選手27位、小池選手41位、神選手71位(高校15位)、中嶋選手81位(高校17位)、女子7.5kmクラシカル種目にて山﨑選手10位(高校1位)、鎌倉選手11位、中島選手12位、栃谷選手18位、小池選手19位(高校3位)、小坂選手32位(高校8位)となりました。

初日のフリー種目高校女子の部で優勝した山﨑選手(右)と2位小池選手初日のフリー種目高校女子の部で優勝した山﨑選手(右)と2位小池選手

19日の2022木島平サマーノルディックマラソン大会にもトレーニングの一環として参加し、男子4kmにて池田選手6位、山﨑選手20位、滝沢選手21位、小池選手30位、中嶋選手53位、神選手56位、女子4kmにて山﨑選手6位、小池選手7位、鎌倉選手16位、栃谷選手17位、中島選手22位、小坂選手23位となりました。
3日間ともに残暑が厳しく、コンディショニングは難しかったですが、現状を把握し次への課題を見つけることが出来ました。

合宿後半は志賀高原へ場所を移し、小粥トレーナーによるムービングスキル講習と合わせて、先に行われたローラースキー大会で得たそれぞれの課題改善と、高強度(Intensity4、Intensity7)インターバルトレーニングに取り組みました。小粥トレーナーの講習を初めて受ける選手が多かったので、この取り組みの狙いとムービングスキルのベーシックな部分を説明していただき、頭で理解してからトレーニングを実施しました。

ポジションの取り方をひとつひとつ確認し、重心位置の変化や、使用する関節、使用する筋肉を知覚し、スキーやポールにも効率よく力を加えるためのトレーニングのやり方を学習しました。また、ポールを押す際に重心が後ろに残り腰が引けてしまう動作の改善にも結びつくことを認識することができました。講習後、実際にローラースキーに乗り、体を使って学んだことを自分のテクニックに落とし込むことで、プラスの変化を得られる選手が多かったように思います。こちら側の提案が全て正解につながるとは限りませんが、全選手が変化を恐れず挑戦してくれていることは大きな収穫だと感じており、引き続き課題を明確にして取り組んでいきたいと思います。



小粥トレーナーに指導を受ける選手達小粥トレーナーに指導を受ける選手達

今年度初めて指定選手全員が揃った合宿となりましたが、大人数で行うことで得られるメリットが多かったと感じます。大学生が積極的に先頭に立ってトレーニングを引っ張ってくれ、高校生がそれに付き、さらには追い越そうとする事でチーム内での競争が生まれ、質の高いトレーニングをこなす事が出来ました。全選手が世界を意識し切磋琢磨を継続する事で世界との距離を確実に縮めていきたいと思います。

インターバルトレーニングスタート前インターバルトレーニングスタート前

新型コロナウィルス感染症の影響が続く状況下ではありますが、チーム活動へのご理解、ご協力をいただき感謝しております。今後も感染対策に気をつけ、来たるシーズンに向けて活動を継続していきたいと思います。

木島平ローラースキーコースにて木島平ローラースキーコースにて

報告: クロスカントリーチーム U20担当 恩田 祐一

運動の特性上、コンテンツ内にマスクを外している場面がございますが、当事業はSAJ感染対策ガイドラインのもとで実施しております。