競技

2022/10/26

【Report 第2次スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)遠征】
ワールドカップ第1戦スイス・クール大会ビッグエア参戦、大塚健と岩渕麗楽がW優勝!

▲第2次スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)遠征の概要はこちら

第2次遠征で9月17日から9月22日の期間でビッグエアのワールドカップに参戦しました。
大塚健と岩渕麗楽が、スイス・クールで行われたFISワールドカップ開幕戦のビッグエアで、日本人がW優勝を果たしました。22-23シーズン、幸先のよいスタートを切ることができています。

岩渕麗楽選手と大塚健選手大塚たける選手と岩渕麗楽れいら選手。優勝おめでとう!

10月ということもあり日中は気温が高く湿雪の中で予選が行われ、日本人男子は7名中2名が予選を通過、女子は4名出場し全員がファイナルに名を連ねました。

決勝は、ひとり3本のランのなかで回転方向の異なる上位2トリックの合算で争われる恒例のルールであり、そうした中、大塚と岩渕は決勝の3ランすべてを完璧に決めることかできました。

大塚は1本目にFSトリプルコーク1440ウェドル、2本目にはBSトリプルコーク1620メロンを完璧に着地成功できました。

大塚健 選手大塚健 選手

岩渕は1本目にBSダブルコーク1080ウェドルをクリーンに決めると、2本目と3本目ではFS1080をクリーンに決めました。

岩渕麗楽 選手岩渕麗楽 選手

男子2位は拠点強化指定の飛田流輝。2本目にBS1620ステイルフィッシュを決めると、3本目はFS1440を狙うもグラブが入らずに1260となってしまいましたが、そのリカバリー力はとても驚きました。

村瀬心椛は1、2本目ともに、彼女にとって完成度の高いBSダブルコーク1080でミスをしてしまいましたが、3本目はより難易度の高いFSダブルコーク1080トラックドライバーを一発でメイクし5位でした。

村瀬心椛 選手村瀬心椛ここも選手

初出場の村瀬由徠は、回転数こそバック/フロントサイドともに720だったですが安定感とグラブの長さで4位でした。

村瀬由徠 選手
村瀬由徠 選手村瀬由徠ゆら選手

同じく初出場となった枝松千優も2、3本目は着地に嫌われましたが、プレッシャーのかかる1本目からバックサイド720ウェドルを決めることができ7位でした。

枝松千優 選手枝松千優 選手
枝松千優ちひろ選手

今回のワールドカップは、音楽イベントの同時開催のためものすごい数のお客さんの前で競技出来たことは、とても忘れられないワールドカップとなりました。

男子の表彰式男子の表彰式
女子の表彰式女子の表彰式

選手たちは大会の翌日からオーストリアのステューバイに移動し、残りの遠征で各選手の課題克服のため、次の大会に向けての練習に入ります。
引き続きSSBAチームの応援をよろしくお願いいたします。

報告: スノーボード/スロープスタイル テクニカルコーチ 西田 崇
写真: Lee Ponzio

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