競技
2013/03/28【REPORT スノーボードSBXワールドカップ シェラネバダ大会】
藤森由香13位、桃野慎也44位
スペインのシェラネバダにて開催されたスノーボード・ワールドカップファイナル第8戦! 結果は藤森選手13位(予選8位)、桃野選手39位。ワールドシーズンランキングが藤森選手10位、桃野選手が44位と確定した。
ヨーロッパのスキーリゾートではほぼ最南端に位置するシェラネバダは、コースのスタート地点が3000m近く、ベースが2200mあり積雪も申し分なかったが、雨や雪、風、雪の変化が大きく体感温度も日に日に変化した。天候により公開練習がキャンセルになり、男子の予選は省かれワールドランキングで6人ヒートのブラケットが組まれた。コースは数か所危険な部分もあり決勝当日に大きなコースチェンジがあった。女子だけが行われた予選、藤森選手は得意の大きなジャンプセクションで他を圧倒する滑りを見せたが数か所でミス。それでも1本目8位で2本目を滑る必要のない12位以内でファイナル出場を決めた。
ファイナル当日は大きくコースチェンジされ、前日から変わっていないセクションとのつなぎをわずか1時間で確認し、各選手がワールドカップ最終戦となるファイナルレースを迎えた。藤森選手はワールドシリーズチャンピオンを決めたカナダのドミニクと同ヒート。スタートから好調な滑りでドミニクにつぐ2位で要所となるビッグジャンプへ進入したが空中で大きくバランスを崩し転倒、4位でゴール。上位を狙える滑りをしていただけにもったいなかったがこれがレース。気持ちを一度切り替え、来シーズンへ向けて準備していきたい。
桃野選手は上位選手がいる第1ヒートに組まれスタート。コース序盤まで最下位ではあったが上位グループに喰らいついた、徐々に差を詰めていたが変則バンクで転倒し、2012-13シーズン最後のヒートを終えた。桃野選手は先シーズンから取り組んできたウェイトアップとトレーニングにより飛躍的に実力が向上した。シーズン序盤では好成績を残したが、終盤になり結果が出ず苦しいレースが続いた。昨年からワールドカップを転戦しトータル12戦に参戦、それでも昨年と比べたら大きなステップ踏めたシーズンに間違いないが、本人は悔しさを隠しきれない。今年の経験をバネに、多くの方にサポートして頂き得た力、今後も継続して確実に次のステップを踏みたい。