競技

2013/03/11

【REPORT スノーボードジュニア世界選手権PGS/PSL】
世界との差を肌で感じる

 3月6~7日、トルコ・エルズルムにおいて、ジュニア世界選手権大会のアルペン種目(PGS/PSL)が開催されました。日本からは横井謙斗(チームヨネックス)、鈴木湧也(日本航空高等学校)、植野琴(日体桜華高等学校)、豊田亜紗(GSS WINGS)の4名が参戦しました。

 

【3月6日 PGS】
 前日に雪が降り、その後随分と冷え込んだために、バーン状況は非常にいい状態となり、到着後の数日間がウソのようなコンディションとなりました。コースは男子で35秒程度の設定となり、緩やかにスタートしてから急斜面、そして緩斜面でゴールというコースでした。女子は7番に植野選手、27番に豊田選手が登場。男子は20番に横井選手、31番に鈴木選手が登場しました。

 スタート時気温がマイナス17度と、非常に冷え込んだ一日となり、スタート時間は運営上の問題により大幅に遅れましたが、各選手が状況に対応しながらスタートを迎えました。女子は、両選手とも果敢に攻めて取り組みましたが、世界との差を肌で感じる結果となってしまい、植野選手22位、豊田選手28位に終わりました。

 男子は、予選1本目に横井選手が片側8位、鈴木選手が片側11位となりました。2本目を終えて、予選順位横井選手13位、鈴木選手22位となり、横井選手は決勝へ進みました。予選20位くらいまでは、非常にレベルの高い争いとなり、コンマ差の中に何人もいるような状況でした。横井選手の一回戦の相手は予選4位ロシアの選手。1本目0.6秒のリードを許しゴール。2本目は逆に0.4秒の差をつけてゴールしましたが、合計タイム、0.2秒足らずに敗退となりました。

 

【3月7日 PSL】
 昨日のPGSに引き続き、PSLも非常に素晴らしいコースコンディションでした。女子は5番に植野選手、27番に豊田選手が登場。男子は19番に横井選手、30番に鈴木選手が登場しました。女子は前日に引き続き、世界との差を肌で感じ、豊田選手25位、植野選手26位という結果に終わりました。男子は鈴木選手23位、横井選手は1本目にDSQという残念な結果に終わってしまいました。

 今回の大会を通じて、ソチオリンピックにかけるロシア勢の強化体制、平昌オリンピックを見据えた、韓国・中国両国の強化体制、また、ジュニアとはいえ、各国の選手たちのテクニックの高さに、我々日本は、”世界との壁”を肌で感じてしまう大会となりました。今後世界を見据えた強化は課題が山積みで、基本的な部分の底上げが必要かと思います。今大会を通じての各選手の気付きに期待し、我々も強化すべき部分に全力で取り組んでまいります。

 

オープニングセレモニー

オープニングセレモニー

インスペクション

インスペクション

大会コース

大会コース

出場した4選手

出場した4選手