競技

2022/12/01

【REPORT 第3次フリースタイル(ハーフパイプ/スロープスタイル)遠征】ワールドカップ初戦へ参戦!

第3次フリースタイル(ハーフパイプ/スロープスタイル)遠征の概要はこちら

第3次フリースタイル(ハーフパイプ/スロープスタイル)遠征を、10月29日から11月22日までオーストリアのスチューバイスキー場にて実施しました。
参加選手は山本 泰成たいせい 選手、藤井 げん 選手。

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今回の遠征では前半にプライムパークセッションにてテクニカルトレーニング、後半はワールドカップ・スロープスタイルの初戦出場を目的とした遠征となりました。

プライムパークセッションとは、20m級のジャンプを備えるスロープコースやオリンピック級のジブアイテムを取り揃えた練習環境になります。

巨大なジャンプが並ぶプライムパーク
巨大なジャンプが並ぶプライムパーク

山本泰成、藤井源の両選手はアイテムのサイズ感を確認し、各自オフシーズン中に取り組んできたトリックがコンペティションシーンで問題なく導入できるかルーティンの構成等も含めて練習を行いました。
藤井選手がオフシーズンに取り組んできたライトサイドの1440を完成させることが出来るなど、また、プライムパークでなければ練習できないようなアイテムもあり、ルーティンの構成を考える上でも非常に有意義な練習となりました。

特設レールからフリップアウトを見せる藤井選手
特設レールからフリップアウトを見せる 藤井源 選手
ダブルコーク 1260を試す山本泰成 選手
ダブルコーク 1260を試す 山本泰成 選手

また、パークの標高は3300m付近と非常に標高が高くパークアイテムのサイズも大きいため、日々の練習の疲労を残さぬよう、毎日トレーニングジムへ通い軽い有酸素運動とストレッチ等でコンディショニングを行いながら、翌日の練習には良いコンディションで迎えられるように取り組みました。

有酸素運動中の 山本泰成 選手
有酸素運動中の 山本泰成 選手
ウェイトトレーニング中の 藤井源 選手
ウェイトトレーニング中の 藤井源 選手

遠征後半のワールドカップ初戦へは山本泰成、藤井源の2名の選手が参戦することが出来ました。
当初2日間のトレーニング予定も悪天候のため1日へ切り替わり翌日には予選という急ピッチな形で大会がスタートとなりました。
公式トレーニングでは風・ガスの悪天候のため思うように練習することが出来ずやや不安の残る内容となりました。

大会当日の公式トレーニング スタートを待つ藤井選手
大会当日の公式トレーニング スタートを待つ 藤井源 選手

予選当日は、藤井選手はヒート1で出走。
1本目は2ndジャンプで転倒してしまったものの2本目のランで立て直し、新技のライト1440を含むランを行いヒートで9位。(8位で予選突破)
惜しくも予選を突破することはできませんでしたが、実力は全て出し切れたグッドランでした。

山本選手はヒート2で出走。
2本ともジャンプセクションでのミスが相次ぎスコアを伸ばせず予選敗退となりました。
それぞれ課題はあるのものの、藤井選手が苦手とするすチューバイのコースでパフォーマンスを出し切れるレベルになってきている事や、ジャンプセクションについては上位勢と遜色がないこと等を考慮すると、順調に成長のプロセスを進んでいっている事を実感できる大会となりました。

まだ、チームとしては各選手の取り組みの内容に大きな差があったりジブアイテムへの対応力等の課題が残るものの、フィジカル等も含めて自身の課題を把握し実直に取り組んでいく形ができていれば求めている結果に近づいていける。ということを選手が再認識し、自身の取り組みに自信を持てる機会を作ることが出来ました。

次戦は1月12日からフランスフォンロムで第2戦が控えています。

ここから1月までにより良い結果を出せるよう、今シーズンもチーム一丸となって戦って参ります。
引き続き応援の程よろしくお願いします。

報告: フリースタイルスキー(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビックエア)チーム ジュニアコーチ 藤田 斎文

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