競技

2013/02/12

【REPORT スノーボードSBXワールドカップ ブルーマウンテン大会】
藤森選手11位、桃野選手44位

 世界選手権から直行したカナダのトロント近くに位置するブルーマウンテンリゾートは、標高500mという低い山で前日+12度、大会当日は-15度。場所により強い風が吹き抜けるという激しい雪質の変化に見舞われワックスマン泣かせのコンディションであった。

 

 予選方式も前回までと異なり、風の影響がタイムを大きく左右するために2本滑走のベストタイム方式を採用。コース幅の問題により今回は4人出走となり、男子32名、女子16名がファイナルヒートへ。コースはほとんど昨年と同じく、急斜面に右曲バンク→ジャンプ→左曲バンクの連続。コース後半では抜く事が難しい設計となっていた。

 

 藤森由香選手は予選1本目を8位、風の影響を受けながらもコース後半のバンクセクションをスムーズにクリアした。2本目はより強い風の影響を受けタイムを伸ばせずに最終予選順位を10位とした。ファイナル1回戦ではコース中盤まで2位をキープ、4人混戦でラインクロスや多少の接触がありながら2~3位を激しく変動。レース展開に会場が盛り上がる中、コース終盤にグーフィー選手との接触によりスピードをロスしジャンプがランディングポイントまで届かず、そのまま3位でフィニッシュ。内容が良かっただけに悔やまれるレースだった。

 

 桃野慎也選手はコース中盤のGのかかるハイスピードバンクの攻略に苦労し、予選通過ラインの32位まで0.6秒差で敗退した。今季4戦目にして初の予選落ちの結果には明確な課題が存在し、新たなターンの技術やフィジカルのベースアップが必要と多くの気づきを得られた。

 次戦はソチで開催されるプレオリンピック大会。日々成長を続け、最大限の力を発揮し結果を残していきたい。

 

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