競技

2013/01/31

【REPORT スノーボード世界選手権PGS/PSLストーンハム大会】
結果を受け入れ、次へ力強く進む

 スノーボードアルペン種目の世界選手権は、1月25日にPGS、27日にPSLがそれぞれ行われました。PGSは、竹内智香が7位、家根谷依里が17位、斯波正樹が26位となりました。PSLは、竹内が8位、家根谷が23位、斯波が33位となりました。

 

 竹内選手は、今大会前に受傷した外傷性気胸のために、現地に入るまでなかなかトレーニングが満足にできなかったということもあり、厳しい状況の中でのチャレンジレースとなりました。12月のワールドカップで念願の初優勝を果たし、今大会でも勝利を目指していましたが、残念ながら表彰台へは届かず、7位と8位で両レースを終えました。しかし、今回コンディションが万全ではない中、少なくともベスト8まで行ける地力のある選手だということは素晴らしいと思います。今シーズン以降のレースで体調を整え、より高い結果を出してくれるものと期待します。

 

 家根谷選手は、PGSで決勝進出ランク16位の次点、惜しい17位でした。PSLでは1本目は決勝進出に十分なタイムを出しましたが2本目で伸びずに23位となりました。家根谷選手は、スタート時も心の整いは優れていて、安定してスタートできる選手ですが、もう一つ、自分をPUSHする強い気持ちが必要です。しかし、今大会ではレース中の体の動きも良く、内容的には今後につながる期待が見えました。次戦のワールドカップで強い家根谷を見せて欲しいと思います。

 

 斯波選手は、両日ともミスがあり、満足いく結果を出すことはできませんでした。斯波選手は技術・体力とも世界トップクラスのものを持っていますが、レース本番での心のコンディショニングが課題です。自分を信じて冷静にレースすることができれば、必ず決勝で活躍できる選手だと信じています。決勝までの道を、自分で切り開いていって欲しいと思います。

 

 2013年の世界選手権では、代表3選手それぞれが、自分の目指す満足いく結果を出すことができませんでした。それには様々な要因が存在しますが、最終的にスタートに立ち、滑り、そしてゴールするのは各選手自身に他なりません。自身に対峙し自身で解決し自身で向上できる選手の成長をスタッフともサポートし、チームとして進んでいきたいと思います。

 

竹内智香選手

家根谷依里選手