競技
2023/01/19【Report 第3回スノーボード競技(アルペン)タレント発掘育成事業合宿】より実践的且つ深く理解するための強化合宿
第3回スノーボード競技(アルペン)タレント発掘育成事業合宿の概要はこちら
スノーボードアルペンチームは2023年1月11日〜1月14日までの4日間、チームの国内強化拠点である長野県菅平高原パインビークスキー場において第三回タレント発掘育成事業合宿を実施いたしました。
占有バーンから望む景色。朝陽が昇ると共に雪上トレーニングが始まります
今季はじめての雪上合宿ではありますが、選手の多くはすでにヨーロッパでの大会参加をこなすなど本格的なシーズンインを過ごしながら迎えた合宿となりました。
今回はパインビークスキー場様の多大なるご協力により、占有バーン早朝パラレルゲートトーレニングを実施。そしてその際にはパラレル大会用のスタートゲートを設置し、より実践的な雪上トレーニングを行うことができました。
スタートシグナルに合わせてのパラレルトレーニング
これまでスタートゲートを常設しているスキー場はなく、合宿においての利用も今回が初めてとなりましたが、このスタートゲートのオープンタイミングでのスタート感覚が勝敗を大きく左右する重要なコンテンツでもあるため、参加した選手たちには非常に良いトレーニングになったと感じています。
そして、今回は強化拠点という完璧なバーンコンディション、恵まれた天候の下、選手たちのゲートトレーニングでの滑りに対し、ドローン撮影・定点カメラ撮影・筋電図測定を同時に行い、選手一人一人のライン取り、ライディングポジション、筋肉の使い方(バランス)、それらによるミス傾向の解析など、ひとりひとりの滑りを徹底的に分析し、強さと弱さを洗い出すことが出来ました。
切磋琢磨し合う選手たち(ブルーコース: 篠原 琉佑 選手、レッドコース: 武川 慎 選手)
若い選手たちに対し、ここまで細かい分析ということをこれまでチームで行った記憶はなく、スタッフにとっても非常に興味深く、新たな気づきや勉強になった4日間となりました。今回の測定にご協力いただいた多くの関係者の皆様に、この場を借りて心よりお礼申し上げます。
チーム選手たちの成長ために沢山の協力者がおり、多大なるお力をお借りしました。
雪上トレーニング後にはトレーナーが主導となりフィジカルトレーニング・ムーブメントトレーニング・ポジションチェック・コンディショニングを行いました。動作解析により見出された筋肉の使い方から、それぞれの目標とする滑りに近づけるために正しい位置をしっかりとフィードバックしながら次の雪上に生かしていく準備を日々行いました。
ムーブメントトレーニングの様子
全てのスケジュールにおいて内容が濃く、日本を代表する若い選手たちの技術的な成長のために必要な分析、情報収集につながったと感じています。
この度の合宿での気づきが今後の選手たちの成果につながる一助となることを願って止みません。
残りシーズンにおける選手たちの活躍にご期待ください。
引き続き応援よろしくお願い申し上げます。
集合写真
報告: スノーボードアルペンチーム/チーフコーチ・セクレタリー 戸崎 啓貴
当事業はSAJ感染対策ガイドラインのもとで実施しております。