【REPORT 第2次スノーボード競技（ハーフパイプ）タレント発掘育成事業遠征】U15選手初の海外遠征・世界へチャレンジ

日程: 令和5年1月2日（月）～ 1月15日（日）

スノーボード（ハーフパイプ）　U15強化指定選手合宿を、ラークススキー場（スイス）にて実施しました。
参加した選手は村上広乃輔こうのすけ選手、武田琉玖りく選手、工藤璃星りせ選手、清水さら選手の4名となりハーフパイプチームU15世代初の海外遠征となりました。

ラークススキー場にて集合写真

本合宿の目的は、各選手の基礎滑走技術力の向上と今シーズンの大会を想定した演技構成の完成度を上げることでした。また共同生活を行うことで、他の選手やスタッフと協力しコミュニケーションスキルや人間関係の作り方の基礎を学び得ることでした。

朝焼けて゛の風景
食事風景

雪上トレーニング: 雪上トレーニングでは、ワールドカップ前の完璧に整備されたラークスのハーフパイプを使用し、最高のコンディションの中、各々の課題に取り組みました。ハーフパイプ横にはＴバーリフトもあり、技術向上には充分な本数の練習を行うことができました。; 朝1番から練習する選手たち
村上広乃輔こうのすけ選手のフロントサイト゛ク゛ラフ゛
武田琉玖りく選手のフロントサイト゛ク゛ラフ゛
スタイリッシュにク゛ラフ゛を決める工藤璃星りせ選手
清水さら選手のハ゛ックサイト゛エアー
技術フィート゛ハ゛ック; 選手達は初の海外遠征ながらも臆することなく、今シーズン行うべき演技構成の完成度をあげるため練習に取り組みました。また宿舎に戻ってからは、自分の立てた技術目標をビデオチェックで振り返り、コーチとミーティングを行いました。ミーティングではコーチによるフィードバックだけでなく、各選手これまでの合宿や大会などの動画と比較し、選手自身による自己評価も行いました。技術的な指導だけでなく、どうすれば上手くいくのかを自分で考えてもらうことの必要性を伝えました。
コンディショニングトレーニング: ユース世代に合わせた指導を行うため、選手たちの現在の動作能力と柔軟性を確認した上で自重やチューブを使用して行いました。コンディショニングトレーニングは、筋力不足など個々の弱点を補強し技術トレーニングを効果的に行えるようにする目的があるので、今後も繰り返し行う必要があります。今回のコンディショニングトレーニングが選手たちの習慣となるよう、継続して指導していきます。
WAXについて: 通常のトレーニング時と大会時を例に出しWAXについて指導しました。今期より大会でのフッ素成分を含むワックスが使用禁止になり、普段のトレーニング時からボードメンテナンスやWAXを行う重要性を伝えました。ユース年齢ということもあり、マテリアルチェックやWAXは保護者様に任せている場合が多いですが、選手自身でもメンテナンスを理解して行う事でマテリアルの変化にいち早く対応できることやパフォーマンスにも繋がる事を学びました。; ワックスをかける清水さら選手
コーチ所感: 本合宿では素晴らしいハーフパイプと天候に恵まれ充実したトレーニングを行うことができました。
U15世代は初の海外遠征となりましたが、競技力向上だけでなく、海外での共同生活を送ることによる自立や食事の大切さ、自己管理能力向上にも努めることができました。今回の遠征での学びを土台とし、今後も選手たちには自信を持って練習に励んでもらいたく思います。
合宿地となったラークススキー場や遠征でお世話になった関係者の皆様には、恵まれた環境で練習できたことを心から感謝とお礼を申し上げます。
これからも全力で邁進しますのでハーフパイプチーム・ユースチームの応援をよろしくお願い致します。; 伊藤超短波を使った治療を行う小林トレーナー
TOPチームの選手たちと