競技

2014/11/27

【REPORT スキージャンプ】男子FISワールドカップ
団体第1戦は日本2位、葛西が個人6位入賞の好スタート!

初戦2位にも、「まだまだウォーミングアップ、これから仕上げていく」と気を引き締める男子ジャンプ団体チーム(左から竹内 択、葛西紀明、伊東大貴、清水礼留飛)

 

 

 
 11月22日、ドイツのクリンゲンタールで開幕した、FISスキージャンプ・ワールドカップ(以下、W杯)。日本ジャンプチーム(清水礼留飛、伊東大貴、葛西紀明、竹内択)は団体2位となり、個人種目では、ソチオリンピック銀メダリストの葛西紀明(土屋ホームスキー部)が6位に入賞した。
 優勝は、先のソチオリンピックでも金メダルに輝いたドイツで、3位には、日本と僅差で強豪ノルウェーがつけた。
 
 団体戦1本目、日本はほぼ全員が135m近い飛躍を見せ、ドイツを抑えて暫定首位に立ってみせた。2本目も危なげのない大ジャンプで優勝も視野に入ったが、ドイツが2本目でわずかに上回り、2位となった。W杯の開幕戦で表彰台は2年連続、2位は、2011年以来3年ぶり。
 

 

IMG_0137

ソチオリンピック王者のドイツが優勝。その差はわずか30.9ポイント。まだまだ巻き返しのチャンスは多く、優勝は手の届く範囲にある

 

 
 翌23日に行われた個人戦第1戦では、惜しくも入賞に届かない他のメンバーをけん引するように、葛西紀明が個人戦初戦6位入賞を果たした。日本出発前には「最年長優勝を目指したい」と言っていた本人も「ソチよりレベルが上がった」と感想を述べており、これから4ヶ月近く続くシーズンへ、よいスタートダッシュを切ったといえるだろう。

 
競技結果
 
男子ジャンプ団体(HS-140)

Rank Nation 1st 2nd Jud.Point Total
1 GERMANY       1098.0
2 JAPAN       1068.9
  清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部) 137.0m/81.6 130.0m/69.0 50.0/53.5  
  伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 133.5m/75.3 135.0m/78.0 53.5/54.0  
  葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 136.5m/80.7 136.0m/79.8 51.5/52.5  
  竹内 択(北野建設スキー部) 135.0m/78.0 134.5m/77.1 54.0/55.0  
3 NORWAY       1061.2

 
男子個人(HS-140)

Rank Name Nation 1st 2nd Jud.Point Total
1 KOUDELKA Roman CZE 138.0m/83.4 139.5m/86.1 56.0/57.0 276.4
2 KRAFT Stefan AUT 142.0m/90.6 136.0m/79.8 51.5/55.0 274.1
3 WELLINGER Anders GER 140.0m/87.0 133.5m/75.3 55.5/55.0 270.7
6 葛西 紀明 JPN 133.5m/75.3 134.5m/77.1 54.5/54.0 261.4
13 竹内 択 JPN 131.0m/70.8 129.0m/67.2 53.5/54.0 240.5
26 伊東 大貴 JPN 126.0m/61.8 126.5m/62.7 51.5/52.5 222.8
46 清水 礼留飛 JPN 121.5m/53.7   47.5 92.5