競技

2023/07/10

【REPORT 第2回クロスカントリー合宿】

第2回クロスカントリー合宿の概要はこちら

2023/24シーズンのU20強化指定選手(候補)を対象とした合宿が、6月26日~7月2日の日程で長野県木島平村にて実施されました。

木島平ローラースキーコースでトレーニングを開始する選手達木島平ローラースキーコースでトレーニングを開始する選手達

合宿では、intensity1での低強度持久走、intensity3及びintensity5での高強度スピードトレーニングをランニング、ローラースキー、ポールジャンプでそれぞれ行いました。狙ったトレーニング強度で質の高いトレーニングを行うために5月に実施した体力測定の結果によって選手に個別に設定した心拍ゾーンの管理に注意して取り組みました。特にintensity1を守ることの重要性を理解し、普段よりも心拍数の確認を多く行いながらトレーニングに取り組みました。

また、トレイルランニングコースを使用して4時間のロングポールウォークも行い、基礎体力の向上にも努めました。

左から 山本真優選手、畠山香恋選手、小池梓選手、山﨑優風選手、高畑歩選手、山口蓮太選手、ガイドの服部さん、駒村さん左から 山本 真優まゆ 選手、畠山 香恋かれん 選手、小池 あずさ 選手、山﨑 優風ゆうか 選手、髙畑 あゆみ 選手、山口 蓮太れんた 選手、ガイドの服部さん、駒村さん

ローラースキートレーニングでは、マススタート(一斉スタート)対策として集団走を行い、集団の中での走り方、位置取りをシミュレーションしながら戦術練習の要素を取り入れました。選手によって、集団の前方や後方、または中央で位置することが好きなタイプがそれぞれありますが、苦手意識の強い位置をトレーニングで走り慣れておくことでレース時に即座に対応することができると思うので、今後も継続的に取り入れることで戦術戦略の幅を増やしていきたいと思います。


集団走を行う選手達集団走を行う選手達

昨年に引き続き、今年も小粥トレーナーにお越しいただきムービングスキルの改善、習得、向上を図っています。ポジション1つをとっても、重心位置が変わり、使える関節や筋肉が変わり、その結果スキーやポールに効率良く力が加わって、生み出せるスピードが上がってくることが考えられるため、スキーの基礎となる体の使い方を学ぶことはとても重要です。また、ポールを押す力を高めようとするあまり、後方重心で腰が引けてしまう動作の改善にも繋がってくると思うので、座学も含め自分達の技術に落とし込めるように学んでいきたいと思います。


小粥トレーナーより力の加わるポジションを教わる選手達小粥おがいトレーナーより力の加わるポジションを教わる選手達

オフシーズンの早い段階で合宿を行うことができましたが、チームとしての目標を共有し、選手個々の目標を確認することで、今シーズンどこに向かって取り組む必要があるのかがみえた良い合宿となりました。この世代のトップ選手達が集まり、互いの能力を日々ぶつけ合うことで質の高いトレーニングへと変化していくので、現状に満足して成長を止めないよう課題を明確にし、海外の見えないライバル達の存在も意識して、心技体のレベルアップを確実に図っていきたいと思います。


Intensity5のポールジャンプを行う選手達Intensity5のポールジャンプを行う選手達

U20チームは最大のターゲットレースであるジュニア世界選手権に向けて引き続き活動を行っていきますので、ご声援よろしくお願い致します。

報告: クロスカントリーチーム(U20担当) 恩田 祐一ゆういち

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