競技

2023/08/30

【Report 第1回スノーボード(ハーフパイプ)合宿】

第1回スノーボード(ハーフパイプ)合宿の概要はこちら

令和5年8月22日~8月24日の3日間、東京・国立スポーツ科学センターにてスノーボード(ハーフパイプ)TOPチームのシーズンキックオフの第1回スノーボード(ハーフパイプ)合宿を行いました。23/24シーズン最初となる合宿でS、A指定選手8名全員が集まり、チームの士気を高める上では良い形でシーズンをスタートする事が出来たと思います。

23/24 スノーボード(ハーフパイプ)TOPチーム 始動します23/24 スノーボード(ハーフパイプ)TOPチーム 始動します

今回の合宿では、以下の内容の事に取り組みました。
チームのキックオフミーティング、メディカルチェック、フィットネスチェック、リスクマネージメント講習、コーチと各選手の個人ミーティング、トレーナーの身体チェック、脳震盪のベースライン測定、チームサポーターとなっていただくドクターエア様の製品活用のレクチャーなどを行いました。

チームのキックオフミーティングでは23/24シーズン活動に向けての情報、目標共有を行い、チーム全体で同じ目標に向かう為にこの機会を設定しました。継続してオリンピックでメダルを獲得することを目標に掲げ、メダル種目となったチームとして競技力だけではない選手たちの頑張りや、得る結果の価値を高めていく取り組み、行動が必要であること、自分たちの立場の理解と役割を共通認識として共有しました。これまでのハーフパイプチームの歴史をまとめた映像を視聴し、選手達の士気も上がり良い雰囲気でミーティングが進めることができたと思います。

TOPチーム 村上コーチによるチームガイダンス説明風景TOPチーム 村上コーチによるチームガイダンス説明風景

メディカルチェックでは、選手達がこれからのシーズンを通して活動していく上で万全な身体の状態で臨むための現在の身体状況のチェックを行いました。森田トレーナー、秋山トレーナー2名にサポートして頂き、選手達の現状の状態を把握する事が出来ました。

秋山トレーナーによる身体チェック秋山トレーナーによる身体チェック

フィットネスチェックではフィジカル担当の白川氏が主となり、事前にJISS側とも連携を取り選手達の雪上技術力アップの為の測定項目を設定し取り組みを進めました。結果として前回のフィットネスチェック時よりも全体的なフィジカルの数値も上昇傾向で確認でき、継続的なトレーニングの成果を確認することができこれから行う雪上トレーニングでも楽しみです。フィジカル面の強化は厳しいトレーニングに耐えうる身体、怪我のしにくい身体、パフォーマンスを十分に発揮できる身体をつくっていく為にもチームとして掲げる重要な要素の1つとして位置付けています。

フィットネスチェック風景フィットネスチェック風景

選手、チームを取り巻く様々な社会的環境において、我々が理解しておかなければならない事が多くあります。選手を、チームを、スノーボードを守っていく上でも身近に潜むリスクに対しての知識、意識を持っておく事が必要と考え、チームの強化プランの1つとして取り組みを進めています。

今回実施したリスクマネージメント講習では、これまでのスポーツ界における事例を基にどのような結末を迎える事になったのかを共有し、自分たちにも同じリスクが身近に潜んでいるという事を改めて認識する機会としました。講師の先生からも選手達が発言する時間も作っていただき、選手達も自身で考えることでより意識度を高めら実のある講習になったのではないかと思います。

リスクマネージメント講習風景リスクマネージメント講習風景

コーチと各選手との個人ミーティングでは、チームからの目標、個人の目標を共有する事を行い、シーズンに向けてどのように進めて行くか話し合う時間を設定しました。世界のトップ選手でもある彼、彼女達は選手個々おいての活動環境、取り組みや進捗状況が異なる為、チームとしても選手達に見合うよりパーソナライズされた対応が必要と考えます。選手をはじめ選手を支援する身近な方々とも情報を共有し包括的なサポート体制をつくっていきたく考えています。

トレーナーの身体チェック、脳震盪のベースライン測定でも、メディカルチェックを基に選手の身体の状態を把握する事が出来きました。これからサポートしていくチームのトレーナーにも情報を共有し、現場での活用に活かしていきたいと思います。

森田トレーナーによる脳震盪ベースライン測定森田トレーナーによる脳震盪ベースライン測定

今シーズンより【DOCTORAIR】様よりハーフパイプチームのサポーターとしてご支援いただく事になります。
ドクターエア様(ウェブサイト: https://www.dr-air.com/jp/ja/)
選手たちのパフォーマンス発揮のためには十分な身体的リカバリーが必要となり、そのリカバリーを補助する製品をチームの合宿、遠征時をはじめ、個人活動においても活用させていただき、選手たちのパフォーマンス発揮に繋げていきたく思います。

ドクターエア製品のレクチャー風景ドクターエア製品のレクチャー風景

いよいよ、チームとしては9月末から海外での雪上合宿が始まります。
そして12月からのワードカップ遠征に向けて準備を進めて参ります。

日頃からの多くのご支援、応援に感謝しながら2026、2030オリンピックでのチームが掲げる目標達成に向けて、今シーズンも確実な成長を目指し活動を進めて参ります。

引き続きスノーボードハーフパイプチームへの応援をどうぞ宜しくお願い致します。

報告: スノーボード/ハーフパイプ TOPチーム担当コーチ 村上むらかみ 大輔だいすけ

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