競技

2023/10/04

【Report 第1回アルペン競技タレント発掘育成事業合宿】

第1回アルペン競技タレント発掘育成事業合宿の概要はこちら

参加選手:
小山 敬之たかゆき ( 日本大学 )、直江 優作ゆうさく ( 日本大学 )、大西 美琴みこと ( 足利大附属高校 )、切久保 仁朗じんろう ( 法政大学 )、山中 新汰あらた ( 慶應義塾大学 )、深澤 ひなたひなた ( 足利大附属高校 )、鎌田 宇朗ねお ( 角館高校 )、片山 大斗たいと ( 小樽双葉高校 )、渡辺 悠翔はると ( 長野日本大学高校 )、五十嵐 だん ( 小樽双葉高校 )、大黒 巧翔たくと ( 札幌琴似中学校 )、ブイチック 龍馬りょうま ( 東海大学付属札幌高校 )、上野 香晴こはる ( 富山第一高校 )、小熊 健祐けんすけ ( 小平第四中学校 )、澤村 玲奈れいな ( 松商学園高校 )、堺 麻里杏まりあ ( 富山第一高校 )、清利 葵乃きの ( 砺波工業高等学校 )、森村 日菜ひな ( 関根学園高校 )、石水 ほたるほたる ( 北星学園女子中学校 )、森下 つぼ実つぼみ ( 角館高校 )、野澤 雪丸ゆきまる ( 札幌第一高校 )、岡田 果穏かのん ( RAUMU.SRT )
合宿地:
ZAOたいらぐら(山形県)
目的:
体力強化 選手の特性を把握 課題の明確化
機関:
2023年9月29日~10月1日

B指定のジュニアチームとD指定選手は蔵王坊平アスリートヴィレッジにて合宿を実施しました。

ナショナルチームの選手達はヨーロッパ遠征出発を1週間後に控え、オフシーズンのトレーニング成果を確認する為、まず初めにフィットネス測定を行いました。

バイオデックスや乳酸カーブテストを行い、各々の課題はありながらも、リハビリから復帰してきた選手も含めて、着実に雪上に立つ準備ができていることを確認できたことが、選手・スタッフ共に大きな収穫でした。また測定後に、ナショナルトレーニングセンター高地トレーニング強化拠点の伊藤氏より、専門的な指導を受ける事ができたので、今回得たデータや知識を各々が遠征中のコンディショントレーニングにも活かしてくれる事と思います。

1日目にマット運動と球技、2日目午前中にストレングストレーニング、午後はアジリティーとサーキット、そして3日目には陸上トラックでの400m +200mインターバルを行いました。基本的なストレングストレーニングはもちろんですが、バランス、アジリティー、エアロビックトレーニングと、様々な要素が含まれたトレーニングを体験する中で、選手たちは自分の得意/不得意の気づきのきっかけになったと思います。

アルペンスキーに求められる様々なフィジカル要素のうち、自分の長所はどこなのか?反対に伸び代はどこなのか?同世代の仲間達と競い合う中で感じた各々の課題を整理し、今後の競技力向上に繋がることと思います。

また、最終日には全選手でインターバルトレーニングを行いましたが、非常にキツいトレーニングにも関わらず誰1人ネガティブな発言をすることなく、全員が全力でやり切ってくれたことが印象的でした。ナショナルチームの大学生選手達が作ってくれたポジティブな雰囲気に若手の選手達も引っ張られ、より真剣に取り組んでくれたように感じます。

今合宿には、中学生から大学生までと幅広い世代の計22人の選手が参加しましたが、辛さの中でも、お互いに競い合い、励まし合いながら、挑戦的に練習を進めていく様子を見てとても逞しく感じました。これからも、次世代を担う選手達が切磋琢磨しながら、世界へ羽ばたいて行けるような環境づくりの大切さを、スタッフ一同改めて認識しました。

尚、今回の合宿開催にあたりご協力いただいた蔵王坊平ナショナルトレーニングセンター、そして、合宿に参加してくれた選手、所属、関係者の皆様に感謝申し上げます。

報告: アルペン ヘッドコーチ 安食 真治まさはる
アシスタントコーチ 蓮見 小奈津こなつ

当事業はSAJ感染対策ガイドラインのもとで実施しております。