競技

2014/12/22

【REPORT 第2次フリースタイル・モーグル遠征】
遠藤尚が2位となり、モーグルチームの2015ワールドカップが開幕

 2014/2015シーズンのワールドカップ開幕戦(デュアルモーグル)が12月13日(土)にフィンランド・ルカにて行われ、モーグルの強化指定選手10名が参戦しました。

 モーグルチーム一丸となって臨んだ今回の開幕戦、結果は男子の遠藤尚選手(忍建設スキー部)が決勝に進み、カナダのフィリップ・マーキス選手と対戦。結果は18点対17点と惜しくも1点差で敗れ初優勝を逃しましたが、自身2度目の2位を獲得しました。そして西伸幸選手(白馬村スキークラブ)と星野純子選手が(チームリステル)ともに7位と、トップ10以内となりました。

 以下、日本チームトップとなった遠藤選手、星野選手、そして城コーチのコメントです。

 

遠藤尚選手(忍建設スキー部)

「夏から取り組んでいたターンの技術が、より実践的なものになりました。事前合宿からターンもジャンプもともに調子を上げていて、特に大会では公式トレーニングから優勝を狙える手応えがありました。自信を持って大会に臨むことができました。結果の2位は悔しいです。しかしデュアル形式という白熱した雰囲気の中で滑ることができたことは、よかったです。応援ありがとうございました。1月3日に開催されるワールドカップ第2戦に向け、今回の試合から得られた課題をクリアして行きます。これからも強い日本チームを目指して頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。」

 

星野純子選手(チームリステル)

「私たちは試合の2週間前から現地で最終調整の合宿を行い、試合に臨みました。合宿では自分の課題に取り組みながら、焦らずに進めて行くことができました。そして合宿を通して試合が行われるコースに慣れることができたのは、とても大きなアドバンテージになりました。今回の試合は、予選ラウンドから全てデュアルの形式が取られるという初経験の試合形式だったため、試合前日は緊張と興奮で爆発しそうでした。しかし当日は上手く自分をコントロールして臨むことができたと思います。それと同時に世界のトップとの差もかなり感じました。まだまだ課題は山積みです。シーズンの最中でも、課題克服に努め1本1本を大事に滑ります。そしてどうしたらもっと上へ行けるのか常に探求しながら、コツコツと頑張って行きたいと思います。今後も日本チームの応援を宜しくお願い致します。」

 

城勇太コーチ

「今日の日本チームは強かったです。遠藤選手は決勝戦まで安定した滑りで彼の優勝を確信しましたが、決勝戦ではフィリップが一枚上手でした。西選手は合宿中ターンの調子が悪かったのですが、16ラウンドでの対ミカエル選手との試合では会心の滑りをしてくれました。吉川選手も32ラウンドでの対パトリック選手との試合では、落ち着いた試合運びで、相手のミスを誘いました。西選手と吉川選手の勝利でチームは活気づきました。何が起こるかわからないのがデュアルモーグルの醍醐味ですね。女子も星野選手、伊藤(さつき)選手が健闘し、次のカナダ・カルガリー大会に向けてよいスタートが切れた大会となりました。皆様、応援本当に有難うございました。」

 

 次のワールドカップ第2戦は、カナダ・カルガリーにて1月3日(土)に開催されます。

 

報告/モーグルコーチ 城 勇太