競技

2023/11/02

【Report 第2回フリースタイル競技(エアリアル)タレント発掘育成事業合宿】

第2回フリースタイル競技(エアリアル)タレント発掘育成事業合宿の概要はこちら

期日 令和5年10月16日(月)~ 10月18日(水)
場所 ベースボール&スポーツクリニック、HPSC・JISS
内容 フィジカル測定・トレーニングおよび講習
参加者 五十嵐 晴冬はると、宮沢 海帆みほ、五十嵐 瑠奈るな
スタッフ 綿貫 雅弘、逸見 佳代、西川 史朗、豊田 太郎、外部講師1名

今回の合宿では、ベースボール&スポーツクリニック、ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)、国立スポーツ科学センター(JISS)にて、夏期のウォータージャンプトレーニングを終えた選手の状況確認と11月雪上遠征へ向けた準備を行いました。

情報系測定の様子

合宿のスタートは、ベースボール&スポーツクリニックでメディカルチェックを実施、馬見塚先生の診察を受けた後に血液検査、骨密度測定、レントゲン撮影を行いました。以前はフェリチンの値が低かった五十嵐瑠奈選手も、正常値で安定していることが確認できました。また馬見塚先生と相談の結果、今後順次膝のMRIを撮影し、状態の確認と診察に活用してゆくことになりました。

FAABフィードバックの様子

その後JISSのハイパフォーマンズジム(HPG)へ移動し、3度目となるFAAB撮影を行い、フィードバックと修正エクササイズの指導を受けました。3選手ともが改善した点と、今後重点的に取り組むべき点を確認しました。長期遠征の前後で撮影したことで、ジャンプ技術の改善につながる手掛かりも得ることが出来ました。

脳震盪講習の様子

フィジカル測定では、情報系の測定、ワットバイク、1RMの測定を行い、全員VO2maxと1RMが向上していることが確認できました。夏季の遠征中も様々なトレーニングに取り組んだ成果が数値に現れました。

ワットバイク測定の様子

トレーニングではFAAB撮影で見えた改善点を念頭に、豊田トレーナーが作成したファンクショナルトレーニングを実施し、今後のメニューに組み込む準備を行いました。また選手と相談の結果、遠征出発までに筋肥大メニューの期間を組み込むことになりました。

ファンクショナルトレーニングの様子

トレーニング講習では、豊田トレーナーがスポーツ科学をテーマに実施しました。選手達は、日常的に行っているトレーニングの科学的根拠と、パフォーマンス向上に関する周辺知識を学ぶことで、トレーナーから指示されたメニューをただこなすだけでなく、自主的にトレーニングに取り組むことができるアスリートを目指す意志を新たにしました。

集合写真

また今回、NPO法人スポーツセーフティジャパン副代表の八田倫子先生による、スポーツ関連脳震盪についての講習会を受講しました。講義では選手とスタッフが共に脳震盪について最新の見地を学び、脳震盪に対する共通認識を得ることが出来ました。今後も様々な知識を学んでゆく計画です。

シーズンインとなる11月11日からの雪上合宿へ向けて準備を整えることができました。

報告: フリースタイル(エアリアル)チーム ヘッドコーチ 綿貫 雅弘
フリースタイル(エアリアル)チーム トレーナー 豊田 太郎

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