競技

2015/01/06

【REPORT スキージャンプ】レジェンドは止まらず
葛西選手、今季3度目の表彰台

インスブルックの会場を埋め尽くした大観衆に迎えられてフラワーセレモニーに向かう葛西選手

今季3度目の表彰台に立つ快挙は現地でも大きく取り上げられた

 

 

 レジェンド葛西紀明選手(土屋ホームスキー部)がまた快挙。4日、インスブルックで行われたワールドカップ、伝統のジャンプ週間で、2本安定したジャンプを揃えて今季3度目の表彰台に立った。風が安定しない厳しい条件下で行われたが、無風だった1本目3位につけた葛西選手が表彰台に立つには2本目、130メートル以上のジャンプが求められた。2本目、気象条件は一変した。

 不安定な風で何度かスタート台から外れるという状況の中で冷静にアプローチ、88.8kmのスピードから飛び出し、独特の風を効率的にとらえるフォームから飛距離をグングン伸ばした。最後は、なかなか落ちない低空飛行で距離を稼いで132メートルの大ジャンプで3位をキープした。

 会場を埋め尽くした大観衆から大きな拍手と歓声が沸き起こり、ソチオリンピックから止まらない「レジェンド」の活躍に酔いしれていた。

 

 

13th Large Hill KO 1/4 Innsbruck(AUT) HS-130/K-120

Rank Name Nat 1st 2nd Jud.po Total
1 FREITAG Richard GER 133.5m/84.3 132.0m/81.6 57.5/58.0 278.5
2 KRAFT Stefan AUT 137.0m/90.6 127.0m/72.6 51.0/57.0 273.5
3 葛西 紀明 JPN 128.5m/75.3 132.0m/81.6 56.0/55.5 263.7