競技

2015/01/19

【REPORT 2015 FISスノーボード世界選手権大会】
SBX代表チーム報告

藤森由香11位 岩垂かれん29位 桃野慎也33位 渡辺大介48位

オーストリア/ Kreischbergにて200年振りの暖冬と言われたこのシーズンに、主催者側の大変な努力で人口雪がコントロールされ、競技に必要なコース造成がなされて2015世界選手権大会SBXが開催された。コースは雪不足の影響で大きなジャンプがなく、比較的リスクの少ないコースで今回は4人ヒートの設定(男子は予選32位、女子は16位まで予選をクリア)だった。

藤森選手は今のベストの滑りで予選を14位でクリアした。翌日の決勝ではいつも通りコースを攻略し、当日の戦略やフィードバック等に確実に対応しレースに挑んだが、スタートのタイミングが遅れてそのまま3位でゴール、1回戦敗退となった。自身の次のステップへの区切りあるファイナルレースだった。

桃野選手は12月中旬にケガがあったがその影響もなくいつも通り予選へ向けて準備をおこなった。しかし、1本目に雪面状況が変化した事に対応できず、2本目は大きなミスをしてしまい、32位の選手と同タイムで予選を終えた。ルール上その場合は2本の合計となり33位に、予選敗退となった。結果は出せなかったが日本のエースとして手応えを大きく感じる事ができる内容だった。

渡辺選手と岩垂選手は今回が初となる世界戦で、2日間の公開練習を経て今のベストの滑りをする事ができた。技術・体力・メンタルと多くの事を学ぶ機会となり、今後の大きな糧となるレースだった。

各選手がそれぞれの立場、それぞれの想いを胸に挑んだ世界選手権。選手スタッフそれぞれ新たな次のステップを目指しチームはトライを続けていきます。

報告:SBXコーチ 五十嵐幸太

雪不足ながら運営側の尽力により造成された今大会SBXコース

コースインスペクションを行う藤森選手、岩垂選手

山本、岩井サービスマンによるワックスサポート

工藤トレーナーの指導でスタート前のアップを行う渡辺選手

コースインスペクションを行う桃野選手、渡辺選手

なんと!決勝ではコース内に池が出現