競技

2024/01/23

【Report スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)】木俣椋真が銀メダルを獲得!!FISスロープスタイル・ワールドカップ ラークス(スイス)

スノーボードのワールドカップ(W杯)は現地時間1月20日、スイスのラークスでスロープスタイルの決勝が行われました。
FISスロープスタイル・ワールドカップ初戦となったヨーロッパ最大のスノーボードコンテスト「LAAX OPEN」にて 木俣 椋真りょうま 選手(YAMAZEN ROCK THE KIDS)が銀メダルを獲得しました。

1sr.Liam BREARLEY 2nd.Ryoma KIMATA 3rd.Cameron SPALDING

男子は決勝に 國武 大晃ひろあき 選手(ブックオフ)、木俣 椋真 選手(YAMAZEN ROCK THE KIDS)、木村 葵来きら 選手(ムラサキスポーツ)の3名が出場。
2本の試技から得点の高い方が採用されるベストラン方式で争われ、木俣 椋真 選手は2本目に自身の演技を成功させ1位を獲得。Liam Brearley 選手(カナダ)に最後得点を抜かされ首位から転落し、そのまま2位でフィニッシュとなりました。

木村 葵来 選手(ムラサキスポーツ)は1本目に自身の演技を成功させるも小さなミスが響き、62.96ポイントと得点が伸びず7位。國武 大晃 選手(ブックオフ)は2本とも最後まで滑り切ることが出来ず12位で終えました。
3位に入ったのは、Spalding Cameron 選手(カナダ)。カナダ勢の活躍が目立つスロープスタイル初戦となりました。

木俣 椋真 選手(YAMAZEN ROCK THE KIDS)の2本目の演技内容

  1. 1stセクション:CABオン270オフ (5.75)
  2. 2ndセクション:FSリップスライド630コークオフ(9.00)
  3. 3rdセクション:FS1080(3回転)インディ(8.25)
  4. 4thセクション:BS1620(4回転半)メラン(8.40)
  5. 5thセクション:SWB1620(4回転半)メラン(9.40)
  6. 6thセクション:BS540インディ-BSボードスライド(9.05)
  7. セクションポイント:49.85ポイント(Max:60ポイント)
  8. オーバーオールポイント:35.46ポイント(Max:40ポイント)
  9. 合計85.31ポイント

Liam Brearley 選手(カナダ)が優勝を決めた2本目の演技内容

  1. 1stセクション:SWB270オンフォワードアウト (8.60)
  2. 2ndセクション:BSボードスライド630コークオフ(9.35)
  3. 3rdセクション:BS1260(3回転半)ウェドル(8.95)
  4. 4thセクション:CABロデオ1080(3回転)ティンディ(7.35)
  5. 5thセクション:SWB1260(3回転半)メラン(7.20)
  6. 6thセクション:FS540ステイル-BSボードスライドtoテールスライド270オフ(9.55)
  7. セクションポイント:51.00ポイント(Max:60ポイント)
  8. オーバーオールポイント:38.93ポイント(Max:40ポイント)
  9. 合計89.93ポイント

女子は 村瀬 心椛ここも 選手(ムラサキスポーツ)が出場。1本目に自身の演技を成功させるも最終セクションの僅かなミスで点数が伸びず59.21ポイント。2本目にBS1440(4回転)ウェドルの大技を繰り出すも着地に嫌われ、1本目の59.21ポイントが採用。5位でフィニッシュとなった。優勝したのは北京五輪銀メダリストの Julia Marino 選手(アメリカ)。1stセクションから6thセクションまで全てのセクションにおいて高い得点を繰り出し優勝を果たした。2位に入ったのは Annika Morgan 選手(ドイツ)、3位は Anna Gasser 選手(オーストリア)でした。

村瀬 心椛 選手のジャンプ

村瀬 心椛 選手(ムラサキスポーツ)が5位入賞した演技内容

  1. 1stセクション:FSブラント270オフ (6.75)
  2. 2ndセクション:BSノーズスライドプレッツェル270オフ(8.80)
  3. 3rdセクション:SWB180(半転)ウェドル(4.90)
  4. 4thセクション:FS1080(3回転)トラックドライバー(8.90)
  5. 5thセクション:BS1080(3回転)ウェドル(7.05)
  6. 6thセクション:BSエアー-BSボードスライドFSボードスライド(4.55)
  7. セクションポイント:40.95ポイント(Max:60ポイント)
  8. オーバーオール点:18.26ポイント(Max:40ポイント)
  9. 合計59.21ポイント

Julia Marino 選手(アメリカ)が優勝を決めた演技内容

  1. 1stセクション:CABオン270オフ (7.35)
  2. 2ndセクション:50-50to360オフ(5.95)
  3. 3rdセクション:BS900(2回転半)メラン(8.70)
  4. 4thセクション:CABダブル900(2回転半)インディ(7.60)
  5. 5thセクション:FSダブル1080(3回転)メラン(9.35)
  6. 6thセクション:FSエアー-FSボードスライド(7.20)
  7. セクションポイント:46.15ポイント(Max:60ポイント)
  8. オーバーオールポイント:36.93ポイント(Max:40ポイント)
  9. 合計83.08ポイント

シーズン初戦。ビックエアでは表彰台ラッシュを成し遂げた日本スロープスタイル・ビックエアチーム。今後のスロープスタイルにもご注目です。

男子最終リザルト

  1. 2nd KIMATA Ryoma 🥈
  2. 7th KIMURA Kira
  3. 12th KUNITAKE Hiroaki
  4. 15th OTSUKA Takeru
  5. 18th OGIWARA Hiroto
  6. 54th MIYAMURA Yuto

女子最終リザルト

  1. 5th MURASE Kokomo
  2. 17th ONITSUKA Miyabi

スロープスタイルの得点方式について

スロープスタイルという競技は6つのセクション毎のセクションポイント(それぞれ10ポイントの合計60ポイント)と全体としての得点であるオーバーオールポイント(40ポイント)を足した得点で勝敗をつける競技。
この競技では少しのミスが致命傷になります。

今回女子優勝した Julia Marino 選手(アメリカ)のセクションポイントは46.15。3位だった Anna Gasser 選手(オーストリア)のセクションポイントは47.80。セクション毎のポイントでは、3位だった Anna Gasser 選手(オーストリア)の方が難易度の高い技を繰り出したが、最終セクションで僅かなミスがありオーバーオールポイントが伸びず3位となりました。

報告: スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア) テクニカルコーチ 稲村 たつき

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