競技

2024/02/08

【Report スノーボード(スノーボードクロス)第4回ユースオリンピック冬季競技大会(2024/江原道)】村岡大輔選手7位、石田莉緒選手13位、チームMIX種目7位

第2次スノーボード(スノーボードクロス)遠征の概要はこちら

2024年1月16日~22日までの期間で第2次スノーボード(スノーボードクロス)遠征を行いました。今回の遠征は4年に1度の開催となるユースオリンピックで、15歳から17歳までという限られた年代の中で行う国際大会です。参加した 村岡 大輔だいすけ 選手(東松山SKI&SBRF)、石田 莉緒りお 選手(開志国際高校)の両名とも大きな国際大会は初出場でしたが、各国の同世代のなかでどこまで戦えるか自分の実力を知る絶好の機会となりました。

ユースオリンピック開会式の様子

韓国という日本から近いために時差もないことや、ヨーロッパ諸国と比べても低い山の標高ということもあり、環境の変化にもすぐに順応出来たため、選手たちは滑走初日から自分たちの実力を発揮して滑ることが出来ました。また、11月に行ったヨーロッパ遠征の際にクロスコースを滑ることが出来ていたので、大会のコースにもすぐに合わせることが出来ました。国内ではシーズンの序盤にクロスコースを造成し、練習を行うというような環境を確保することが難しいために、ヨーロッパでの練習はとても意義のあるものだったと感じました。結果として個人で 村岡 大輔 選手が7位入賞、石田 莉緒 選手が13位、チームクロスで7位入賞という成績を収めることが出来ました。

個人7位入賞の 村岡 大輔 選手

各選手総当たりのヒートでレースを行った予選で1位でフィニッシュしたりなど、選手たちのなかでも他の国の選手たちと対等に渡り合えたことは大きな自信となったと思います。その反面、すでにワールドカップへ出場していたり、ヨーロッパカップで上位入賞をしている各国の選手を目の当たりにし、スタートセクションの動き方やロールセクションの縦の動きに対する身体の使い方、バンク内でのターン技術など、各国の選手達との技術差も実感したのではないかと思います。
国際大会で得る経験は選手たちにとってとても大きなものであり、まだこの先も続くシーズンの中で各々の課題に取り組んでいき、技術向上に励んで欲しいと思います。

チームクロス1回戦を突破し準決勝へ進む選手達

また、今回は競技だけでなく、”卓越・友情・尊重”というオリンピズムを学ぶ場として国際交流をすることも目的のひとつとして、選手たちはユースオリンピックが運営する教育プログラムにも積極的に参加しました。英語でコミュニケーションをとることに苦労する場面も見受けられましたが、若い世代の選手たちにとってこのような機会を早く経験することは、これから先も海外で挑戦してしていくうえでとても大切なことであり、有意義な機会となりました。日本代表としてインテグリティの向上に努め、さらなる人間力の向上に期待したいと思います。

チームクロス7位入賞の村岡 大輔選手、石田 莉緒選手 コーチ陣とともに
テストランに挑む 村岡 大輔 選手
他国選手と合同トレーニングする 石田 莉緒 選手

本遠征にあたり、様々なご協力のもと遠征を行うことが出来たことに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

報告: スノーボード(スノーボードクロス)コーチ 生駒 大祐だいすけ