競技
2024/03/12【Report 第4回スキー(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)教室 高鷲会場】
第4回スキー(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)教室 高鷲会場の概要はこちら
2024年3月9日と10日に岐阜県の高鷲スノーパークにて、スキー(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)教室を開催しました。本事業は、フリースタイルスキー、ハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエア競技に興味のある、またはすでに競技に取り組んでいるジュニアアスリートに向け、全日本スキー連盟ナショナルチームの選手やコーチにより、競技を続ける為に必要な知識や技術を伝達し、競技者を目指すジュニアスキーヤーの発掘と競技能力の向上を目指し、実施しています。
今回は今年度3回目の雪上の事業となりました。1日目の午前中は、選手が普段から行っているウォームアップを全員で行い、その後、トリックを行う上で必要不可欠なポジションの確認を平地および滑走している状態で行いました。
松浦 透磨 選手(中京大学)とハーフパイプ元日本代表選手の 鈴木 沙織 氏によるウォームアップ
その後、全員でハーフパイプを滑走しました。初めてハーフパイプに入る参加者も普段から入っている参加者も基本のポジションを意識して滑走を行いました。また、講師が先に滑走し、参加者がそのあとをついて滑ることで、ハーフパイプで高さを出すことやトリックを行うために重要な滑走ラインを実際に体験してもらいました。
寺田 斉史 コーチの後ろを滑る参加者
松浦 透磨 選手によるデモンストレーション
午後は会場を移動し、クールダウンを行った後、座学講習を行いました。競技会の種類や出場方法、また競技者となるために必要な手続きや流れを学ぶとともに、競技会におけるジャッジの評価観点を学びました。最後に、翌日の模擬大会の流れを実際の公認大会のチームキャプテンズミーティングの形式に則り行い、一日目は終了しました。
座学講習の様子
2日目は1日目に引き続き、ウォームアップを行った後、ポジションの確認を行いました。
昨日学んだ技術を応用し、基本のポジションを利用してトリックに繋がっていく動作を学びました。
基本ポジションの講習を行う 高橋 佳汰 選手(オセアンスキースノーボードクラブ)、松浦 透磨 選手(中京大学)
その後は、これらの技術を意識しつつハーフパイプを滑走しました。午後からの模擬大会に向け、昨日学んだジャッジの観点を意識しつつ、参加者とコーチで模擬大会のランの練習をしました。
模擬大会に向け、コーチとランのディスカッションをする参加者
模擬大会の練習中の様子
模擬大会は1人2本のランを行い、FIS公認資格を保有する審判員が採点を行いました。模擬大会終了後はジャッジによるフィードバックと今後の練習へのアドバイスを参加者一人一人に行いました。最後はコーチ全員から今後の練習に関してのアドバイスや想いを参加者に伝え、事業を終えました。
模擬大会の結果発表
今回の参加者の多くが大会出場未経験ということでしたが、このような事業の中で大会の雰囲気を経験し、フリースキーの新たな楽しみ方を知ってもらえたらと思います。今回の事業で学んだ事や感じた事を普段の練習にも活かしつつ、今後も楽しみながらフリースキーに取り組んで欲しいと思います。また、この事業をきっかけに競技としてのハーフパイプの魅力も感じてもらい、今後競技者を目指すジュニアスキーヤーが増えることを願っています。
集合写真 ご参加ありがとうございました
報告: フリースタイル(ハーフパイプ/スロープスタイル)チーム コーチ 高尾 千穂