競技
2015/02/12【REPORT アルペン】全国中学校&全国高校レポート
チルドレンコーチを務める佐藤久哉コーチから全国中学校スキー大会(全中)、全国高等学校スキー大会(インターハイ)を観戦、それぞれレポートを送ってくれたので紹介する。
【全中】
平成27年2月5日〜8日の期間で第52回全国中学校アルペンスキー大会は青森県大鰐スキー場でおこなわれた。大会初日より天候に恵まれ円滑で素晴らしい運営の大会となった。
全国的にも難易度の高い大鰐天池コースはスピードコントロールが難しい斜度に加え90度の斜面の落ち込み、そして長い緩斜面へと斜面変化に富んだコース設定。
この超難易度を誇るコースに参戦し攻略した選手を賞賛したい。
全国大会で大鰐コースを経験した選手の中に、将来日本を代表するトップレベルの選手になるというジンクスがあるようだ。
この大会が選手への登竜門となり、将来日本を代表するトップアスリートに成長していくことを期待したい。
第52回全国中学校スキー大会
(写真提供:スキージャーナル)
【インターハイ】
平成27年2月6日〜10日の期間で第64回全国高等学校アルペンスキー大会は秋田県花輪スキー場でおこなわれた。超難易度の花輪コースは熟練者でさえスタート前の不安をかき消すことができないほどの難コース。
GSL・SL共にスタート直後からスピードコントロールが難しくリズムに乗りきれないままコースアウトというケースも少なくない。攻略のポイントは斜面変化に的確なポジションを合わせていく事だが、さすがトップを争う程の選手達は冷静に対応しているという印象だった。
特に男女SLは記録的な降雪のためコースがより難しくなり、思ったとおりの滑りができなかった選手が多かったと思うが、リカバリー能力等の身体能力の差が結果に現れる事となった。
ただ闇雲にアタックする事だけではなく、戦略的かつ冷静に攻める事ができた選手が勝利を得ることができた。
第64回全国高等学校スキー大会
(写真提供:スキージャーナル)
報告/チルドレンコーチ 佐藤 久哉