競技

2015/03/12

【REPORT アルペン】FISトッポリーノ大会
若月選手、SL1本目転倒も2本目3番目の好走

【事業名】アルペンチルドレン遠征(トッポリーノ大会)

【期日】 2015年3月1日〜9日(7泊9日)

【場所】 フォルガリア(イタリア)

【目的】 FISチルドレン大会 TROFEO TOPOLINO SCI 参戦

【選手】

選手 若月 隼太 WAKATSUKI Hayata 八海高等学校 新潟県
根尾 昂 NEO Akira 古川中学校 岐阜県
北林 力 KITABAYASHI Riki 白馬中学校 長野県
木場 海怜 KOBA Misato 札幌第一高校 北海道
富井 雪奈 TOMII Yukina 野沢温泉中学校 長野県
佐藤 麻里奈 SATOU Marina 朝日中学校 北海道
コーチ 佐藤 久哉 SATO Hisaya  
坂井 優 SAKAI Masaru  

【リザルト】

U16男子GS

氏名 国名 種目 1本目 2本目 合計 順位
HOFER Damian ITA GS 0.57.52 0.56.86 1.54.38 優勝
北林 力 日本 GS 1.00.83 0.56.65 1.57.48 21位
根尾 昂 日本 GS 1.03.89 1.00.08 2.03.97 44位
若月 隼太 日本 GS 0.59.5 DNF DNF  

U16女子GS

氏名 国名 種目 1本目 2本目 合計 順位
NIK Lana CRO GS 0.58.72 0.55.28 1.54.00 優勝
佐藤 麻里奈 日本 GS 1.02.06 0.57.99 1.59.67 25位
木場 海怜 日本 GS 1.03.10 0.58.26 2.01.36 29位
富井 雪奈 日本 GS 1.05.48 1.01.38 2.06.86 45位

U16男子SL

氏名 国名 種目 1本目 2本目 合計 順位
SCHIELE Louis FRA SL 0.39.37 0.39.69 1.19.06 優勝
若月 隼太 日本 SL 0.45.50 0.40.02 1.25.52 16位
北林 力 日本 SL 0.43.07 0.43.56 1.26.63 19位
根尾 昂 日本 SL DNF   DNF  

U16女子SL

氏名 国名 種目 1本目 2本目 合計 順位
KORPIO Nella FIN SL 0.42.45 0.41.20 1.23.65 優勝
富井 雪奈 日本 SL 0.46.91 0.45.45 1.32.43 31位
佐藤 麻里奈 日本 SL 0.46.91 0.45.86 1.32.77 34位
木場 海怜 日本 SL 0.47.48 0.46.57 1.34.05 36位

 

【大会レポート】
 第54回トッポリーノ(イタリア)大会の日本代表選手団遠征にてU16の6名が出場した。
 代表チームは大会3日前に会場入りし、大会種目であるジャイアントスラローム、スラロームの2種目のトレーニングを実施。大会期間外にも関わらず地元クラブチームが快くトレーニングバーンとゲートを貸して頂き、本番に向けた実践トレーニングとして十分な調整をする事ができた。

 

 

 開会式はスキー場より車で5分程下山した「フォルガリア」という小さな村でおこない、選手・コーチ・監督を含めた全員が村内のパレードに参加。立ち並ぶショップのスタッフが路上に出て歓迎をしてくれた。 また、開会式後は「Micky Party」と題して選手主体の交流パーティーも開催。パスタ等の地元食材を楽しみながら、ダンスパーティーもおこなわれた。

 

 

 大会初日から会場は大変盛り上がり、参加選手はU14とU16を合わせて279名。 競技会場はU14 とU16が同時開催をしながら効率よく大会が運営された。 大会バーンは北向き斜面の非常に硬いアイスバーンで、急斜面が長く続くスピードが出て休みどころが無いタフなコース。 特にジャイアントスラロームでは転倒者が続出する程の難易度が高い斜面設定だった。

 

 

 U16は初日にSLがおこなわれ、若月隼太選手はSL1本目で大転倒してしまったが、そのまま滑り続けて2本目に進む事ができた。2本目は37番スタートのコースに波が出始めたころの条件だったが、攻めの滑りで3番タイムを出した。 結果に結び付ける事ができなかったが、世界で戦える実力があることを証明してくれた。また他国のコーチも彼の滑りには高評価をしてくれた。

 

 

 佐藤麻里奈選手は2日目のGS競技にて硬いアイスバーンに苦戦しながら満足の行く滑りができなかったかもしれないが、2000年生まれの中では合計2位という結果を残してくれた。トップとの差から目標や課題も明確になったので今後の取り組みに期待したい。

 男女共に優勝した選手は滑りが非常に洗練されており、基礎技術が抜かりなく幅広く備わっている。急斜面、アイスバーン、変則的なセット、リカバリー能力等々、様々な対応能力を持ち合わせ既に戦う準備ができているという印象だった。この辺は映像があるので後に共有材料としたい。  一方、今回は日本チームに不足している技術が明確になり、具体的なプログラムをプラン化して選手に施していく事で十分戦えると確信した。 強化委員会と地域との一体になり、今後のチルドレンチームの育成強化を進めて行きたいと考える。

【応援して頂いた皆様へ】
  今回は満足行く結果を残す事ができませんでした。しかしながら、これから課題を克服し、世界に通ずる選手を育成していきたいと思いますので、今後共応援の程宜しくお願い致します。