競技
2015/03/19【REPORT スノーボードSBSチーム遠征】
北米ワールドカップ参戦結果
遠征派遣期間:2月16日~3月8日
参戦大会結果
Stoneham(CAN) ワールドカップ
稲村樹(ムラサキスポーツ) スロープスタイル14位、ビッグエアー11位
稲村奎汰(ムラサキスポーツ)スロープスタイル 3位、ビッグエアー 6位
男子スロープスタイルリザルト:
http://data.fis-ski.com/pdf/2015/SB/7125/7125RL.pdf
男子ビッグエアーリザルト:
http://data.fis-ski.com/pdf/2015/SB/7118/7118RL.pdf
佐藤夏生(新潟スノーボードクラブ)スロープスタイルDNS、ビッグエアー11位
広野あさみ(T.J.R)スロープスタイル 10位、ビッグエアー 15位
女子スロープスタイルリザルト:
http://data.fis-ski.com/pdf/2015/SB/7124/7124RL.pdf
女子ビッグエアーリザルト:
http://data.fis-ski.com/pdf/2015/SB/7459/7459RL.pdf
−20℃を超える超低温コンディションで開催された今大会はコンディショ二ングが重要な大会でした。ライディング前にアップがしっかりできていないと、雪上すぐ体が冷えてしまいベストパフォーマンスができない厳しいコンディションだったので、滞在ホテルジムでアップをしっかり行い大会に挑みました。
稲村樹は細かなミスが重なりポイントが伸びずファイナル進出ならず、公式練習中成功しているルーティーンをしっかりメイクできる精度を高める必要があります。稲村奎汰は攻めのファイナルファーストランルーティーンメイクが88.25ポイントを獲得、WC初参戦3位という好成績を記録しました。
稲村奎汰ファイナルルーティーン
Switch BS1260 indy → FS900 melan → CAB1080 roast beef → Switch FS Tail slide 270out → Transfer cab270in
佐藤夏生は公式トレーニング中のジャンプで突風に煽られライディングに失敗、上半身打撲症状があったためスロープスタイルライディングパフォーマンスは難しいと判断し、コーチ指示でスタートさせませんでした。ビッグエアーでは初めてのエントリーながら落ち着いたジャンプができていましたが、ジャンプ抜け出しスピードに合わせ切れず限られたトリックしかメイクできなかったため、今後は経験を積みスピードに対応してより多くのトリックメイクが課題です。
広野あさみはスロープスタイル、ビッグエアーともに公式トレーニング中に調整し切れず実力を発揮し切れない大会でした。要因はジャンプ抜け出しスピード感覚が公式練習中全くつかめなかった事、しっかりしたルーティーンメイクできないまま、本番でどうにかジャンプを合わせジブをこなしスロープ10位、合わせ切れなかったビッグエアー15位。今後は公式トレーニング時間でしっかり調整出来るメンタルと技術力向上が課題になります。
Park City(USA) ワールドカップ
稲村樹(ムラサキスポーツ) スロープスタイル 34位
稲村奎汰(ムラサキスポーツ)スロープスタイル 28位
男子スロープスタイルリザルト:
http://data.fis-ski.com/pdf/2015/SB/7406/7406RL.pdf
佐藤夏生(新潟スノーボードクラブ)スロープスタイル28位
広野あさみ(T.J.R)スロープスタイル 18位
女子スロープスタイルリザルト:
http://data.fis-ski.com/pdf/2015/SB/7405/7405RL.pdf
カナダストンハムからの飛行機移動時間が予定以上かかってしまい、公式トレーニング1日のみで本番に挑む厳しい大会で、予選当日は強風コンディションの中行われました。ジャンプに対して向かい風だったため体格で劣る稲村樹、稲村奎汰、佐藤夏生はジャンプを飛び越すことが出来ず全く得点を伸ばせませんでした。そんな中で広野あさみは何とかルーティーンメイクをしましたが、難易度完成度とも低く18位に終わりました。
今回強豪選手に体格で劣ることで全く勝負にならなかった事は今後チームの大きな課題になると思います。技術的に勝っていても今回のような自然現状の変化で勝負にならない事がないようフィジカル強化を図る必要を強く感じました。
報告者:SBSコーチ 根岸 学
ストンハムSBS3位入賞の稲村圭太選手
稲村圭太選手のキッカー
表彰式での稲村圭太選手
ストンハムでの稲村圭太選手@BIG AIR
会場スクリーンに映し出された稲村圭太選手
映し出された稲村圭太選手のスコアボード
スタート前の広野選手
ジムでのウォーミングアップ
スタート準備をする広野選手と佐藤選手