競技

2015/03/26

【REPORT スノーボードSBXチーム遠征】
ワールドカップVeysonnaz大会2連戦

1戦目 岩垂かれん16位 桃野慎也32位 渡辺大介49位

2戦目 岩垂かれん15位 桃野慎也31位 渡辺大介49位

 スイスのVeysonnazリゾート。本来2戦目はチームクロスの予定だったが、今シーズンは世界的な雪不足によるキャンセルが続いた影響と、本日まで世界選手権の1戦しか開催されていない事を背景に通常のレースが2戦連続で開催された。

 コースは例年通りのスタートからビッグジャンプ、急斜面にランディングして一気にトップスピードで距離のあるジャンプセクションを2つ飛び、次の登りの大きなジャンプセクションに如何に早いスピードで進入して下のコースにつなげるかがポイントとなった。

 女子はエントリー人数が24人だったために、全員が決勝へ進出。世界舞台が2度目となる岩垂選手は1戦目の予選を19位。決勝の6人同時に滑走するレースではスタートで遅れたが前方で転倒した選手もおり4位でゴールした。2戦目は予選17位、決勝では5人でのヒートに組み込まれた。オランダの選手が単独転倒して3位には大きな差が開いたが4位でゴールした。自分に足りないフィジカルや意識など今後の課題が非常に明確になる内容だった。

 桃野選手は1戦目、予選順位40位で決勝進出した。決勝ではスタートで出遅れたが前方で数人が絡んだすきに順位を上げ3位争いをしていた。しかし横の選手がバランスを崩して転倒した状態でジャンプセクションに進入、斜めに転倒した状態で桃野選手に激しく接触して桃野選手も転倒、4位でゴールした。2戦目は予選順位40位。またもやスタートで出遅れたが、前方で数人が絡んだすきに順位を上げて3位争い。少し前にいたイタリアの選手とジャンプセクションにて空中で接触、転倒こそしなかったが大きく後退し、そのまま4位でゴールした。2戦ともに同じ内容で敗退し後味の悪い結果となった。

 渡辺選手は2戦ともに予選敗退したが、今まで経験の無かった大きなセクションやライン修正にもよく対応した。今後の成長に期待したい。

報告:SBXコーチ 五十嵐 幸太

快晴のVeysonnaz

スタート地点

右から桃野、岩垂、渡辺の3選手

スタート直後のビッグキッカー

ファーストバンク