競技

2015/04/02

【REPORT スノーボード・スノーボードクロス育成合宿】
技術習得のための体づくり

 3月29日~31日の日程で北海道マウントレースイで全日本スキー選手権大会、北海道スキー選手権大会後のコースを利用して、第5回SBX育成合宿、スノーボード地域育成合宿SBXが開催された。指定選手8名、地域推薦選手15名で合宿がスタートした。

 

 全日本スキー選手権大会、北海道スキー選手権大会が行われたコースを利用しての今回、今までよりも早いスピードによる縦セクションでの動きを習得する事が課題の合宿となった。コース中盤のハイスピードでジャンプやロールセクションをこなすトレーニングでは、指定選手は以前よりストロークを上手に使えるようになってきているようだった。地域推薦選手はこのスピード域での運動に苦戦しているようにみえた。しかし全体的にジャンプセクションでの動きの精度が悪く、ランディングバーンをゲットできなかったり、低く飛びたいところを高く飛んでしまったりと、苦戦している様子が伺えた。

 

 ジャンプセクションでの動きの悪さや、精度の悪さを修正するためにスタートセクションを使ってジャンプトレーニングを行った。ここでは基本的なオーリー・吸収などの動作から新しい飛び方を習得するためのトレーニングになった。そのなかで動きの上手な選手を真似してトライする選手もいたが、なかなか習得には至らないようだった。

 

 今回の合宿でも今年度繰り返しテーマにしてきた『体力レベルと滑走技術』について考えさせていき、雪上技術取得のために必要なトレーニング要素を自覚させ春以降のトレーニングでどこまで『体づくり』を出来るかで、来シーズン獲得できる雪上技術が変わってくる事を実感させられるいい合宿となった。

報告:SBXコーチ 長嶋勇也

 

朝の散歩の様子

コンディショニングトレーニング

参加者とコーチの集合写真