競技
2024/10/29【Report 第1次スノーボード(ハーフパイプ)巡回指導】24/25シーズン スノーボード(ハーフパイプ)TOPチーム スイスにてトレーニング開始
今回はTOPチーム今季初の海外巡回指導としてスイスのサースフェーに行ってきました。
サースフェーはスイス南部にある、スイス国内最高峰の標高を誇る山岳地のリゾートです。
ベースの町から山頂まではゴンドラ2つと山岳電車を1つ乗り継ぐ必要があり、ハーフパイプが造成されている場所も標高3000メートルを超えます。
今季はハーフパイプ脇にロープトウも設置され、より効率よく練習できる環境になりました。
この時期のサースフェーは最大サイズのモンスターパイプと、エアマットに飛び込むことができるバグジャンプ、本格的なスロープスタイルコースなどを備え、世界中からトレーニング目的のフリースタイルスノーボーダー・スキーヤーが集まってきます。
来季にオリンピックを控えていることもあり、各国のライダーは徐々にヒートアップ。期間終盤では世紀初のトリックも飛び出しました。
また10月のシーズン序盤の遠征ということで世界各ライダーの動向やハーフパイプシーンの流れもつかむことが出来ました。
期間中にはFISのジャッジとライダー陣の貴重な意見交換の機会があり、選手一同で参加いたしました。
今季初の海外遠征で前半戦は天候にめぐまれなかったということもあり、男女ともにまずは各トリックや滑走時の細かい点の修正や確認をおこないました。
コーチング中の 石崎 祐 コーチ
遠征中盤から後半に向けて男子はフロントサイドダブルコーク1440・トリプルコーク1440など、女子はバックサイド900など高難度のトリックの精度向上や習得に向けてトレーニングを重ねました。エアマットで新トリックの習得に向けての練習も行い、確かな手ごたえを得ることが出来ました。
重野 秀一郎 選手
女子選手は世界トップ選手の実力が抜きんでている中で、高難度トリックやバリエーションを高めることで今季どこまで食いついていくことが出来るかがポイントになってきそうです。
冨田 せな 選手
男子選手は全体的にトリックや高さがどんどん進化していく中で、自分の特色を出しながら唯一無二の滑りをすることが求められてきています。
平野 流佳 選手
1日のスケージュールは以下の様な流れで進めていました。
雪上でのトレーニング時間が限られているため、朝早い毎日でした。
その中で今回の機会に設定した目標に対して、各自準備を欠かさず過ごしていました。
映像分析中の 白川 尊則 氏と 山田 琉聖 選手
- 起床
- 朝食
- 出発
- トレーニング開始
- トレーニング終了(クローズ)
- 帰宅
- 昼食
- 映像整理・ボディケアなど
- 適宜ミーティングや映像検証等
- 夕食
強度やリスクの高い練習が続く中、森田 寛子 トレーナーの献身的なサポートで選手のフィジカル面でのケアは万全で、安心してトレーニングを積むことが出来ました。
ケア中の 森田 寛子 トレーナー
今季新たにHPチームのオフィシャルサポーターとなった「コア・テクノロジー株式会社」のサポーター機能付きインナーウエア「コアエナジーX」(2024年12月発売予定)の支給を受け、各々の滑りをサポートしていただきました。
コアエナジーの情報はこちら(https://coreenergy.jp/)
また、昨季よりHPチームのオフィシャルサポーターとなった「ドクターエア」の製品を持参し、ケア、リカバリーに活用して選手たちのパフォーマンスをサポートしていただきました。
ドクターエアの情報はこちら(https://www.dr-air.com/jp/ja/)
12月初旬から始まるコンテストシーズンに向けて、選手にとって練習に専念できる期間もわずかになりました。
今回の反省を活かし、大会に向けて最後の練習機会となる11月のオーストリア遠征も実りあるものにするべく最善を尽くしていきます。
いつもスノーボードハーフパイプチームに応援頂いている皆様、ご関係の皆様に心より感謝申し上げます。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
スノーボード(ハーフパイプ)チーム スタッフ集合写真
報告: スノーボード(ハーフパイプ)チーム 技術コーチ 石崎 祐
Japan Snowboard HP Teamの今回の遠征の模様、スノーボード・ハーフパイプチームの情報はこちらのインスタグラムでもご覧いただけます。
(@japansnowboardhpteam) 📸Instagram写真と動画