競技
2024/12/17【Report 第1次スノーボード競技(スノーボードクロス)タレント発掘育成事業遠征】~シーズンの幕開け 世界を知り、己と向き合う~
第1次スノーボード競技(スノーボードクロス)タレント発掘育成事業遠征
11月4日(月)~ 12月9日(月)に、オーストリア・ピッツタールにて今シーズン最初の遠征を行いました。
選手達の集合写真
前半はフリーライディングを中心に雪上の感覚を取り戻し、徐々にクロスコースでのコーストレーニングをスタートさせ、11月末に行われるヨーロッパカップに向けて調整を行いました。
天候にも恵まれ、前半の遠征スケジュールはおおむね計画通りに進めることができ、十分な滑走日数を確保することが出来ました。3,000メートルほどある標高のなかでもしっかりと1日を滑りきる体力を各選手が持っており、夏のフィジカルトレーニングの成果も随所で垣間見ることが出来ました。
雪上トレーニングを行う 佐藤 聖悟 選手
ウェイトトレーニングを行う 櫻井 虹太 選手
コーストレーニングでは、大会に向けて各国のワールドカップ出場選手が多く集まったことにより、レベルの高いなかでトレーニングを行うことが出来ました。トップクラスの技術を直接見て学ぶことや、共にレース形式で練習することは選手達にとって非常に良い機会でもあります。
そのなかで、ジュニア選手のハイスピードでのジャンプセクションの攻略や、女子選手のパワーの違いに同世代の海外選手達と比べるとまだまだ差があると感じました。
国内のコースではなかなか経験することのないスピードやセクションの大きさに対してどのように順応していくかは、技術ももちろんですが経験値もとても大切です。多くの経験を得て更なる成長に期待したいと思います。
コーストレーニングを行う男子選手達
大会参戦したヨーロッパカップ、ジュニアレースの結果は厳しいものとなりましたが、ヨーロッパカップではワールドカップに参戦している選手達の、ジュニアレースではその世代の選手達のそれぞれの『トップレベル』を実感することが出来たと思います。
今回の結果を顧みて、世界レベルとの差はなにか?自分には今後どのようなことが必要なのかを考え、この経験をこれからのシーズンへと活かして欲しいと思います。
五十嵐 幸太 ヘッドコーチと選手達 大会のインスペクションにて
次回の遠征はヨーロッパ各国をめぐり、本格的に大会参戦となります。各選手が次に向けての準備を進め、ヨーロッパカップ、ワールドカップでの好成績に期待したいと思います。
引き続き選手の応援よろしくお願いします。
報告: スノーボード(スノーボードクロス)チーム コーチ 生駒 大祐