競技
2025/02/27【Report 第4回スキー(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)教室 尾瀬戸倉スキー場会場】
第4回スキー(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)教室の概要はこちら
2025年2月22日に群馬県の尾瀬戸倉スキー場にて、スキー(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)教室を開催しました。
集合写真
本事業は、フリースタイル競技に興味のある若年層に向けて安全に楽しく上達するきっかけを作ることを目的として開催しました。今回は、翌日に控えている尾瀬戸倉フリースキーシリーズのジュニア大会の前日ということもあり、大会に向けてスロープのコースをどのように組み立てて練習していくのかをレクチャーしながら滑ってもらいました。
ウォーミングアップ指導風景
複数あるアイテムを使用しトリックを繰り出していくスロープスタイルはトリックをメイクする単純な技術からスピードコントロールや調整能力など複合的な能力が必要になり、これらの能力は様々な経験や、発生した事象について考える力によって養われていくものになります。
教室開催日には全日本選手権スロープスタイル競技が開催されていたこともあり公式トレーニングの様子を見学する機会を設けることもできました。憧れのトップ選手の練習風景を目の当たりにして参加者の子どもたちは興奮と感動の表情を見せてくれました。
全日本選手権を見学する参加者
参加者の子どもたちには、実際にコースに出てアイテムに対してのチェックの仕方や風の向きや雪質、天候による変化等を感じてもらいながら自分達の練習してきた技をトライしてみてもらいました。
午後の座学講習前半ではフリースキーを効果的に上達するための考え方の講習を藤田コーチが様々なロールモデルを使いながら参加者と一緒に考えながら講習を行いました。心・技・体っとそれらをもっとも効果的に使うために必要な知の重要性を理解してもらう事で、今までの練習の振り返りや異なる側面から自分達の練習の組み立てをできる考え方を持つきっかけを与えました。
藤田コーチによる座学講習
座学講習の後半では、有馬ジャッジによる競技会におけるジャッジの評価観点の講習と、実際の大会映像を使いながら参加者全員で模擬ジャッジを行なってもらいながら学びました。参加者の子どもたちは自分達がつけた順位と大会のリザルトを使いながら答え合わせをしながらジャッジのポイントを再確認しながらジャッジをすることそのものの楽しみ方を体験してもらいました。
有馬ジャッジによるジャッジクリニック
本事業を通して参加者は考える事で効果的に練習したり、ジャッジからの側面を知る事で競技での戦略を考えたりと単純なテクニカルトレーニングだけでは上達しないスポーツの大切な要素に触れる機会になりました。
報告: フリースタイル(ハーフパイプ/スロープスタイル/ビッグエア)チーム コーチ 藤田 斎文