競技
2025/03/10【Report 第6回スノーボード競技(ハーフパイプ)タレント発掘育成事業合宿】アメニモマケズ、ガスニモマケズ
第6回スノーボード競技(HP)タレント発掘育成事業合宿の概要はこちら
いつもご覧頂きありがとうございます。あっという間に3月となり花粉の季節となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。SAJ全日本選手権大会を終え、3/3から3/5までの3日間、高鷲スノーパークにてジュニアチーム3名の合宿を行いました。 春ということもあり天候がなかなか安定せず、初日から雨によりハーフパイプクローズとなり雪上トレーニングが出来なくなりました。そこで「強化事業を計画しよう!」というタイトルで選手の皆さんに事業を計画して頂きました。 課題は、予算200万円で選手7名の合宿を計画してもらうといった内容でした。3名の選手はコーチの立場となってもらい、選手達の合宿を日程から内容、引率者、各施設への問い合わせ(仮でコーチへ)移動費、選手への負担金額などすべて考えてもらいました。 治部ヘッドコーチを筆頭に、どういったところから決めていくのか、という説明をしてもらい、あとはすべて自分達で調べて計画してもらいました。
グループワークに取り組む選手たち
選手3名が協力し合い、結果的に現実的な合宿が計画され、発表まで行いました。
グループワークの発表をする選手たち
講習風景
難しい内容だったとは思いますが、高校を卒業しサポートして下さっていたご両親からも少しずつ離れ、いずれは全て自分で計画し行動するようになっていくこれからの選手達には、このような時間は貴重な時間となったのではないでしょうか。 2日目、3日目にはハーフパイプの練習ができ、基礎となるエアーを高く飛ぶといったところに着目した時間を作りました。スピードの意識やボトム落ちしないようなライン、踏み方、技の事を考える時間が多くなっている現在ですが、そもそもエアーの高さで目を引くほどの高さを出すことは、とても難しいことなので、高さを意識した良いトレーニングが出来たと感じております。
世界基準の高鷲スノーパークのスーパーパイプ
コースを確認する嶋﨑玖選手と園田恵吾選手
岡田コーチの指導を受ける川原凛珠選手
集合写真
天候が安定しない中でも綺麗なハーフパイプを作って頂いた高鷲スノーパーク様、グローバルデザイン様ありがとうございました。これからも選手たちの応援をよろしくお願い致します。
報告: スノーボード・ハーフパイプチーム 技術コーチ 岡田 良菜
選手からの合宿参加のコメント
- 園田恵吾選手(オールアルビレックス)
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今回の合宿では天候が悪い事もあり、講習で2日間かけ架空の強化合宿を1から考え、提案する機会がありました。実際の合宿と同様に起案書の作成やお金の計算、関係各所への連絡などリアルに考え、協力し合いながら提案することができました。合宿を開催するためにたくさんの方が関わってくださっていることを実感することができ、今後も環境への感謝を忘れず、頑張ろうと思うことができました。講習やコーチとの会話を通して、今後の人生にも活かすことのできる沢山のことを学ぶことができました。ありがとうございました。
- 嶋崎玖選手(福知山成美高校)
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今回の合宿では、模擬的にチームの事業を計画しました。このワークを通して、多方面と連絡を取り、段取りをつけることの大変さを実感しました。また、ひとつの事業に対してより多角的な視点を持つ事ができるようになりました。 雪上トレーニングでは、ハーフパイプ競技において最も重要な要素である「エアの高さ」を上げる、基礎的な練習ができました。この3日間、競技・社会において次のステップに進むためのきっかけとなる、有意義な時間を過ごすことができました。
- 川原凛珠選手(キララクエストスノーボードクラブ)
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今回の合宿では天候不良が続き1日しか滑れなかったのですが、オフの日は出された課題に取り組みました。その課題とは【みんなで合宿計画を考えてみよう】というものでした。普段コーチがやっている決められた予算の中で人件費から宿泊施設の手配などをみんなで考えました。最初は何をしたらいいのか分からず行き詰まる事が多かったのですがコーチ達のアドバイスもあり課題を進めることが出来ました。課題とは別にコーチと雑談なども沢山して自分の中では1番楽しい合宿でした。
Japan Snowboard HP Teamの今回の遠征の模様、スノーボード・ハーフパイプチームの情報はこちらのインスタグラムでもご覧いただけます。
(@japansnowboardhpteam) 📸Instagram写真と動画