蔵王坊平アスリートヴィレッジ・山形県：7月9日～13日

　2回目となる陸上トレーニング合宿は、ハーフパイプ、スノーボードクロス、アルペン、スロープスタイルの4チーム合同で行われ、選手達はフィジカル強化のためにストレングストレーニング、アスリートヨガ、エンデュランストレーニング、クロスカントリーコースでのインターバルトレーニングに励んだ。

　前回合宿で学んだ正しいトレーニング方法を踏まえてトレーニングメニューが組まれ、選手達はアップ・ダウンを各トレーニンググループで自主的に行い、決められた時間内でメニューに集中しトレーニングをしっかり積む事を学んだ。また筒井フィジカルコーチの指導でシャトルラン測定も実施して各選手の現在持久力の確認を行い、来シーズンへ向けてしっかり持久力をつける必要があることが確認できた。

　アスリートヨガはヨガインストラクター河合講師にお越しいただき、正しい呼吸法や動的ポーズによる身体強化、柔軟性向上、静的ポーズによるバランス強化、インナーマッスル強化を指導していただき、選手個々でできるセルフケアを学ぶ事ができた。

　呼吸器系を鍛えるインターバルトレーニングでは、約1000mの高地であるため苦しむ選手達が多くいたが、選手達をサポートコーチ達がリードして最後までしっかりトレーニングが出来ていた。呼吸器系強化トレーニングは雪山高地活動でのパフォーマンス維持に効果的トレーニングなので今後も継続していきたい。

　シーズンオフにしか実施できない陸上合宿は選手達にとって厳しい事も多々あるが、技術的な基礎になるフィジカル強化は選手達のパフォーマンスレベルを世界レベルへ引き上げる大きな鍵となり、今後も継続実施していきたい。

報告者：SBSコーチ　根岸　学