競技

2015/08/04

【REPORT スキージャンプ】札幌市長杯
伊東大貴、葛西紀明選手ら順調な仕上がり

 8月1日、2日、「札幌市長杯サマージャンプ」が札幌市の宮の森競技場、大倉山競技場で開催され、男子の伊東大貴選手(雪印メグミルクスキー部)がノーマルヒル、ラージヒルとも優勝、また女子ではノーマルヒルで髙梨沙羅選手(クラレ)が優勝、ラージヒルでは伊藤有希選手(土屋ホームスキー部)が2本目に髙梨選手を逆転して優勝を飾るなど、実力者が順調な仕上がりぶりを見せた。とくにラージヒルでの伊東選手は、137.5メートル、138メートルと圧巻のジャンプを披露して絶好調ぶりをアピールした。

 レジェンド葛西紀明選手(土屋ホームスキー部)もノーマルヒルで優勝した伊東選手と同じ97メートルを記録するなど、多忙なスケジュールの中でもきっちり結果を残している。

今年は、トップ選手が全員できるようにという配慮から、はじめて雪のない10月31日、11月1日に「全日本スキー選手権大会」が同札幌で開催されるが、ワールドカップ前にチーム内で熱い戦いが繰り広げられる。こちらも注目してほしい。

 

■第33回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会成績 ノーマルヒル

 女子

順位 選手名 所属 1本目 2本目 飛型点 合計
1 髙梨 沙羅 クラレ 87.5m/55.0 92.0m/64.0 51.0/48.5 218.5
2 伊藤 有希 土屋ホーム 89.5m/59.0 87.0m/54.0 52.5/51.5 217.0
3 岩渕 香里 松本大学 79.0m/38.0 86.5m/53.0 49.5/48.0 188.5

 少年

順位 選手名 所属 1本目 2本目 飛型点 合計
1 伊藤 将充 下川商業高校 97.5m/75.0   54.0 129.0
2 栗田 力樹 白馬高校 93.5m/67.0   52.0 119.0
3 佐藤 慧一 下川商業高校 88.0m/56.0   51.5 107.5

 成年

順位 選手名 所属 1本目 2本目 飛型点 合計
1 伊東 大貴 雪印メグミルク 97.0m/74.0   55.0 129.0
2 葛西 紀明 土屋ホーム 97.0m/74.0   54.0 128.0
3 馬淵 源 秋田ゼロックス 96.0m/72.0   54.0 126.0

 男子

順位 選手名 所属 1本目 2本目 飛型点 合計
1 伊東 大貴 雪印メグミルク 97.0m/74.0   55.0 129.0
1 伊藤 将充 下川商業高校 97.5m/75.0   54.0 129.0
3 葛西 紀明 土屋ホーム 97.0m/74.0   54.0 128.0

 

■第16回札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会成績 ラージヒル

 女子

順位 選手名 所属 1本目 2本目 飛型点 合計
1 伊藤 有希 土屋ホーム 121.5m/62.7 116.5m/53.7 53.0/51.0 220.4
2 髙梨 沙羅 クラレ 124.5m/68.1 111.5m/44.7 51.0/50.0 213.8
3 岩渕 香里 松本大学 92.5m/10.5 92.5m/10.5 46.5/48.0 115.5

 少年

順位 選手名 所属 1本目 2本目 飛型点 合計
1 永峯 寿樹 飯山北高校 112.5m/46.5 129.5m/77.1 50.0/53.0 226.6
2 伊藤 将充 下川商業高校 111.0m/43.8 109.5m/41.1 50.5/48.5 183.9
3 中村 優斗 飯山高校 106.5m/35.7 108.5m/39.3 49.5/49.5 174.0

 成年/男子

順位 選手名 所属 1本目 2本目 飛型点 合計
1 伊東 大貴 雪印メグミルク 137.5m/91.5 138.0m/92.4 56.5/51.0 291.4
2 竹内 択 北野建設 127.0m/72.6 130.0m/78.0 54.0/55.0 259.6
3 渡部 弘晃 東京美装 127.5m/73.5 127.0m/72.6 52.5/52.5 251.1
 

 

絶好調の伊東大貴選手。ラージヒルでは135m越えのジャンプを連発して圧勝した

ノーマルヒルで伊東、葛西両選手が揃って最長不倒賞を獲得した

ラージヒルで逆転を許したものの髙梨沙羅選手も好調だ

葛西選手は多忙なスケジュールの中でもきっちり調整している

ラージヒルで3位に渡部弘晃選手(右)が食い込んできた

伊藤有希選手はラージヒルで髙梨選手を逆転優勝を果たした