競技

2015/08/19

【REPORT 第1次スノーボード(アルペン女子)遠征】
新たな挑戦に目的達成できた充実の遠征

7月29日~8月18日に行われた第1次スノーボードアルペン女子遠征に参加した竹内智香選手の活動レポートです。

 

■ 第1セッション

天気、雪質に恵まれてとても良いコンディションで雪上トレーニングを行うことができました。今回の遠征では4日間/雪上、3日間/フィジカル、というサイクルで3クール行います。夏はシーズンに使うマテリアルを決める時期として考えています。

第1セッションとなる今回の雪上では主にマテリアルテストを行いました。今回は想像以上にマテリアルにはっきりとした特性がでているため、比較的に早い段階でマテリアル決定ができそうです。マテリアルが決定次第、キャンプ後半はテクニカルに時間を割いていくことになります。

今季は五輪や世界選手権がないため、多くのことに挑戦し一つでも多く新しいことを発見できるシーズンにできたらと思います。

 

■ 第2セッション

雪上第2セッションも非常に充実したトレーニングを行うことができました。

 

( S L )

今までのSLはGSのようなポジションでしたが、多方面から改善され腰のポジションが高くなり膝下で板をコントロールできるようになってきています。しっかりと自分のものにできるように反復練習をし、コースセットや斜度等のコンディション設定を上げていき全ての環境下で万能な技術にしたいと思います。

 

( G S )

比較的に完成度が高く、マテリアルテストの段階であります。マテリアルが一歩上にいけば、また技術も自動的に引き延ばされます。SLやマテリアル変化と共にGS技術は伸ばしていきたいと思います。

 

(フィジカル)

午前中雪上、午後フィジカルという充実した環境です。今までは海外遠征は雪上メインとしてきましたが、昨季は雪上とフィジカルと割合がほぼ同じ、今季はフィジカルの方が割合が上になっています。雪上はイメージの中である程度の滑りを作り上げることができますが、フィジカルは雪上と違い未知がことだらけなので、一つでも多くのことを雪上に繋げて行きたいと思います。

最終セッションでは一つでも多くの事を学んで帰国したいと思います。

 

■ 第3セッション

SAJサポート遠征の中、非常に良い環境でトレーニングを行うことができました。目標雪上日数よりも2日間少ない遠征となりましたが、雪上/フィジカル/オフ、全てを全力で過ごすことができ、目的を達成することができました。

遠征後半では同じアイスバーンでも、スタートとゴールの温度差が大きく異なり雪のコンディションが刻々と変化する状況で対応力が問われる練習が続きました。どんな状況でも客観的に自分を見て滑りを分析し良い状態を保てることが、強さであり大切なことだと感じます。比較的に難しいコンディションでの雪上が続きましたが、全ての環境に対応するための引き出しを一つ一つ増やすことができた遠征です。

 

今回の遠征は新しいことへの挑戦や新たなチーム作り等、今までとは違ったとても充実した遠征となりました。引き続き、一歩一歩前へ歩んでいけるように頑張ります。

 

今後も応援よろしくお願いいたします。

 

竹内智香

 

冬のような雪質だった第1セッションのサースフェー

膝下での処理が向上したSLとGSポジションの比較、フィジカルコンディショニング

ライディングの連続写真と雪上、陸上の最適なトレーニング環境