オフ期最後の国内合宿が11月10日（火）～11月12日（木）まで、国立スポーツ科学センターおよび味の素ナショナルトレーニングセンターにて開催されました。本合宿にモーグルの強化指定選手18名が参加しました。

　本合宿では、オフ期のフィジカルトレーニングの成果を確認するために、フィットネスチェック（体力測定）と健康状態を確認するためのメディカルチェックを行いました。また、パフォーマンス向上と身体を守るためのマウスガード講習、アンチドーピング講習、そしてルールを熟知するためにジャッジクリニックも受講しました。

　フィットネスチェックは3日間かけて行い、専門的な機材や装置を利用して実験室などで行うラボテスト（ラボラトリーテスト）を中心に行いました。メディカルチェックは半日行い、整形外科的、内科的に選手の健康状態をチェックしました。

　遠山健太フィジカルコーチは「全体的に及第点です。ジュニア世代は成長期ということもありますが、トレーニングした分しっかり結果が出ています。春の測定時に課した宿題をそれぞれやってきたのが見えました。トップチームについては、ワールドカップを転戦してきたメンバーは圧巻の仕上がりです。ジュニア世代はその差を強く感じ、よい刺激になったはず」と評価しました。

　ワールドカップ開幕戦はフィンランド・ルカみで12月12日（土）に開催され、モーグルチームは11月25日（水）より現地ルカにて雪上合宿に入ります。

ハイパワーとミドルパワーの測定

負荷ジャンプの測定

合宿最後に今回のフィットネスチェックのフィードバックをモーグルチーム全員一緒に

なぜフィットネスチェックを定期的に実施するのか？フィジカルトレーニングの重要性やモーグルに必要な体力要素を説明して頂きました

マウスガードの重要性についての講義

マウスガードの作成

マウスガード完成

アンチドーピング講習では丁寧に説明して頂き、知識の再確認ができました

ジャッジクリニックでは、ルールの変更点の確認と、実際にターンとエアのジャッジングをしました