競技

2015/12/22

【REPORT 第3次フリースタイル・モーグル遠征】
ワールドカップ開幕戦、若手選手が大活躍

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 モーグルの強化指定選手14名は、11月25日(水)~12月14日(月)まで、フィンランド・ルカにて、第3次フリースタイル・モーグル遠征に参加しました。12月12日(土)に行われるワールドカップ開幕戦に先がけ、12月7日(月)まで大会バーン(バッテリーラン・モーグルコース)にて、開幕戦に向けた最終調整を行いました。練習は11月26日(木)~12月7日(月)までの期間を3つのクールに分けてスケジュールを組み立てました。第1クールは3日間の基礎練習、第2クールは3日間の総合滑走練習、第3クールは4日間の試合に向けた調整練習とし、明確にやるべきことを決め練習に取り組みました。

 

 附田コーチは「育成チームでは今回のワールドカップ事前合宿で基本練習、大会コースでの技術練習、大会までの取り組み方の3つを課題として練習に取り組みました。短期間でのトレーニングではありましたが選手達は集中して取り組み、たくさんのことを学んでくれました。合宿期間中に行ったワールドカップ出場の為の選考会においても、選手達は個々の実力を発揮しました。その結果、僅差でワールドカップ第1戦に出場する選手が決定しました。全ての選手にとって今回の合宿での経験は、今後の選手生活において糧になる経験になったと思います。」と評価しました。

 

 2日間の休みを挟み、12月10日(木)からワールドカップ公式トレーニングが始まりました。12日に行われた大会では男子の堀島行真(岐阜第一高等学校)が3位で初表彰台に上がり、女子は富高日向子(白馬村スキークラブ)がワールドカップ初出場で6位入賞を果たしました。遠藤尚(忍建設スキー部)6位、原大智(チームジョックス)7位、渡辺大晴(関西大学北陽高等学校)11位、西伸幸(マンマーノフーズ)12位、伊藤さつき(立命館大学)10位、星野純子(チームリステル)14位と、本大会では日本チーム8名がベスト16に入りました。大会コースは全長212m、スタートからゴールまで斜度変化が少なく、コブとコブの間隔は一定で、コブの深さは浅くて滑りやすいコースでした。また、当日は気温が-3度前後で雪が軟らかいということが日本チームの活躍を後押してくれました。

 

 上野コーチは「シーズン初戦の緊張の中、選手全員が練習通りの滑りを試合で出すことに集中できていました。堀島、富高の活躍は素晴らしく、自信に繋がる結果であり今後に期待します。また、その他の選手も高い順位で予選通過しており、チームとしての成長が感じられた試合でした。次戦まで少し期間があるので、鋭気を養い年明けの北米戦へ臨みたいです。」

 

堀島行真選手「いつも応援ありがとうございます。この度の大会で多くの方々の応援、期待を背負って勝負している事を実感しました。これからも精一杯努力していきます。」

富高日向子選手「今回の大会で、このような成績を残せて本当に嬉しく思っています。これからも、努力を惜しまずに頑張っていきます。応援よろしくお願いします。」

 

 モーグルチームは1月6日(水)に、北米ワールドカップに向けて出発します。これからもモーグルチームの応援をよろしくお願いいたします。

 

報告/モーグルコーチ 城 勇太