競技

2016/02/04

【REPORT 第4次スノーボード(スノーボードクロス)遠征】
ワールドカップ・フェルドベルグ大会(ドイツ)2連戦

スタートセクション

 

6人ヒートで初となる1回戦突破!

桃野選手 最終順位16位、19位。

 

 ドイツ・フェルドベルグで初開催となったワールドカップ。世界的な雪不足を背景に、今回はFISの新たな試みでショートスプリントという約30秒の短いコースで開催された。今までにはなかった非常に短いコースでバンクも一つだけだが、セクションの大きさやスピード感、ジャンプの距離は通常のワールドカップと比較しても決して劣っているものではなかった。

 

インスペクション

 ショートスプリントコース

 

 1戦目、桃野選手は予選1本目をミスしてしまったが、2本目ではトップのタイムを叩き出した。6人ヒートの1回戦はトリノ、バンクーバーオリンピックのゴールドメダリストSeth WescottやカナダのRobanskeと同ヒートに組み込まれた。桃野選手は第1バンクでスピードの乗るアウトラインを狙い、次のジャンプで精度の高いランディングを見せ一気に加速、そのままスピードを活かしてゴール前で地元のドイツ選手を抜いて見事に初となる1回戦を勝ち抜いた。2回戦は、良いスタートダッシュを見せ、1回戦と同じくバンクで良い配置にいたが、次のジャンプで飛び過ぎてしまい、スピードが乗らずゴールでは50㎝ほど3位の選手に届かず敗退した。

 

朝日の中のアップラン

 

 今後も多くのヒートを経験して、持てる力と技術を出しきれるよう活動していきたい。コース造成に多くの雪を必要とするスノーボードクロス種目。雪不足が懸念される未来に今回のショートスプリントコースは、今後の新たなシーンの一つになる可能性がある。

 

報告/スノーボードクロスコーチ 五十嵐 幸太