競技

2014/01/28

【REPORT スキージャンプ】ワールドカップ札幌大会
葛西選手に沸いたワールドカップ札幌大会

 ワールドカップ最年長優勝を飾り、凱旋帰国した葛西紀明選手(土屋ホームスキー部)。25日、26日、札幌市・大倉山ジャンプ競技場で行われた「FIS World Cup Ski-Jumping 2014」札幌大会は、その葛西選手をはじめソチオリンピックの代表選手を応援しようと多くのギャラリーが集まった。

 

 25日の大会で3位と今季、4度目の表彰台に立った葛西選手だが、ワールドカップのトップ10の選手の多くが出場せず、喜びどころか怒りの表情で表彰台に立った。1本目6位につけ、逆転を狙った2本目、追い風という不利な条件の中、描いていた本来のジャンプではないことに不満を漏らした。

 本人は「アプローチの滑りが良くない。それにタイミングが合わなかった」と3位の喜びななく、反省の弁が口をつく。

 41歳にしてさらに上を目指す「レジェンド葛西」の面目躍如だが、その向上心を煽っているのがソチオリンピックの日本選手団主将に任命されたこと。「やっとという感じですね。今回は成績も出ているのでもしかしたらと期待していたんです」と念願の主将の肩書が葛西選手を大きなモチベーションになっていることはたしか。

 悲願のオリンピック、個人のメダル獲得を目指して進化する41歳が果敢なチャレンジをする。

 

41歳でなおも進化する葛西選手の華麗で豪快なジャンプ

今季4度目の表彰台に自信がのぞく

遠征途中で帰国した伊東大貴選手も納得のジャンプ

熱狂的な応援で知られる「札幌ノイズ応援団」