競技

2016/02/16

【REPORT スキージャンプ】葛西選手、143mのバッケンレコード

 

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レジェンドは止まらない!

 10日、ノルウェーのトロンヘイムで行われたジャンプのワールドカップ第23戦はヒルサイズ140m、K点124mのプロフィールで行われた。

 1本目127mで10位だった葛西紀明選手(土屋ホームスキー部)は、2本目、ただ一人140mを越える大ジャンプを決めて3位に飛び込んだ。みごとに下の風を捉え、低空になってからグングン飛距離を伸ばすお馴染みのムササビ飛行に、会場を埋め尽くしたギャラリーから賞賛の拍手が鳴りやまなかった。

この大ジャンプには優勝したペーター・プレブツ(スロヴェニア)も2位のステファン・クラフト(オーストリア)も、口をあんぐり。両選手とも2本目は10m以上の差をつけられたのだから驚きを隠せない。

 今季中にワールドカップ出場数500回を越えることは確実で、現在2位のシモン・アマンは300試合台であることから、これは不滅といえる記録になりそうだ。年とともに進化するといわれている葛西選手、最年長記録も止まらない!