総務
2017/05/22【REPORT】台湾スキー連盟がSAJを表敬訪問
教育と競技双方で協力体制を
去る5月18日、SAJ事務局に台湾スキー連盟のリン・ティンフン(TING-FUNG LIN)理事長とチェン・ニック(Nick Chen)同秘書長が表敬訪問されました。SAJからは古川年正専務理事、登山一成教育本部長が応対し、お互いのスノースポーツシーンの現状や課題について意見交換を行う貴重な機会となりました。
台湾ではスキーで訪日する方も増えているなど、ますますスノースポーツが盛り上がりを見せているそうですが、同時にそうした市場の広がりに対して指導者が足りないという課題も抱えているそうです。そこで指導員や準指導員制度が確立されている日本からその養成方法やノウハウを学び、それを台湾での指導員制度の確立へとフィードバックさせていきたいと考えていると言います。SAJから台湾スキー連盟に講師を派遣して、指導者の養成にご協力してもらいたいという要請にも、古川専務理事と登山教育本部長は前向きに検討する旨をお伝えしました。
また、台湾スキー連盟がもうひとつ目標としているのがジュニア選手の育成です。アルペンなど日本で行われる競技大会に台湾からジュニア選手を派遣し、それを強化や育成の第一歩とすることが当面の目標だそうです。これに対しても、古川専務理事から先方にご協力の意思をお伝えしました。台湾をはじめアジア全体のスキー競技のレベルが上がることで、日本にも相乗効果を生み出すことを期待したいところです。
短い時間での会見でしたが、双方にとって意義のある時間となったことを願うとともに、今後の日本と台湾とのスノースポーツにおける協力体制の発展に期待したいと思います。