5月21日、スキー議員連盟が設立されました。スキー議員連盟は、スキーの普及・振興を図ることを目的に11人の呼びかけ人によって設立準備が進められ、34人の超党派議員の賛同を得て設立に至りました。

設立総会では、発起人代表として遠藤利明衆議院議員の挨拶、役員・規約、今後の方針、出席議員の自己紹介に続いて、本連盟から出席した鈴木会長、岡山専務理事からスキー界の現状などの説明があり、古川常務理事（競技本部長）から来年に控えたソチオリンピックへ向けての現状説明がありました。

SAJからは鈴木会長、坂本副会長、岡山専務理事、谷常務理事（総務本部長）、古川常務理事（競技本部長）、宮沢事務局長が出席しました。

設立趣意書

これまでオリンピック・パラリンピックなど様々なスポーツの国際競技大会での日本人アスリートの活躍は国民に多くの夢や感動、誇りを与えるとともに、日本に大きな活力を与えてきました。そして、日本人アスリートの今後さらなる活躍が期待されています。

また、2011年にはスポーツ基本法が制定され、「スポーツの力で、日本を元気に」とのスローガンのもと、スポーツ振興の機運が高まっています。このようにスポーツに対する関心が高まりつつある中で、我々は国民的にも人気や関心の高いスキーの普及・振興を通じて、日本のスポーツをさらに盛り上げ、日本の発展にも貢献していくべきと考えています。

さて、スキーを取り巻く環境は年々厳しさを増し、1980年代におよそ1,600万人に達したスキー人口は、以降、減少傾向にあり、スキーヤーの高齢化や少子化によるスキー人口のさらなる減少も懸念されています。

ノルウェー人の北極探検家でノーベル平和賞受賞者のフリチョフ・ナンセンは「あらゆるスポーツの中で、その王者に値するスポーツはスキーをおいてほかにない。」との言葉を残しました。我々は国会議員の立場からスキーの楽しさや喜びを発信し、また政策面からバックアップすることで、スキーの普及・振興を図り、多くの国民にスキーを楽しんでいただくとともに、競技力を向上させ、世界で活躍するスキー選手を支援していきたいと考えます。そして、さらに日本のスポーツを活性化させることにより、国民の心身の健全な発達に寄与し、日本の社会・経済にも大きな活力を与えるものと確信しています。

また、スキーを振興することで、スキー人口の減少で経営が厳しくなっているスキー場に再び賑わいを取戻し、さらにはスキー場とその周辺地域を含めた観光産業が構築されることにより、地域経済の活性化に資することも期待されます。

以上の趣旨からスキー議員連盟を設立いたします。本旨をご理解いただき、党派を超えた多くの議員各位が参加してくださることを期待しています。

平成25年５月９日　呼びかけ人一同

スキー議員連盟設立総会で挨拶する発起人代表の遠藤利明議員。遠藤議員は会長に就任した

設立総会風景

SAJから出席した鈴木会長がスキー界の現状を説明した。左はSAJ副会長で今回の呼びかけ人の一人、坂本議員。鈴木会長から右へ岡山専務理事、谷常務理事、古川常務理事

スキー議員連盟役員

顧問：
小坂　憲次（自）　山崎　正昭（無）　小野寺五典（自）

会長：
遠藤　利明（自）

会長代理：
橋本　聖子（自）

副会長：
荒井　聰　（民）　河野　太郎（自）　近藤　昭一（民）　大島　敦（民）
後藤田正純（自）　武正　公一（民）　松野　頼久（維）

幹事長：
今津　寛　（自）

常任幹事：
馳　　浩　（自）　篠原　孝　（民）　中田　宏　（維）　髙鳥　修一（自）
中根　一幸（自）

事務局長：
坂本祐之輔（維）

事務局次長：
西野　弘一（維）

以上敬称略

スキー議員連盟入会議員リスト