競技
2023/10/22【Report 第2次スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)遠征】日本人表彰台独占!FISビッグエア・ワールドカップ クール(スイス)
第2次スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)遠征の概要はこちら
スノーボードのワールドカップ(W杯)は現地時間10月21日夜、スイス北部の都市クールでビッグエアの決勝が行われました。男子は日本勢が表彰台を独占。女子でも日本勢がワンツーフィニッシュを果たす歴史的快挙となりました。
表彰台独占、おめでとう!優勝: 荻原 大翔(尾瀬スノースポーツクラブ)、2位: 村 葵来(ムラサキスポーツ)、3位: 大塚 健(BURTON)
男子は決勝に 木俣 椋真(YAMAZEN ROCK THE KIDS)、荻原 大翔(尾瀬スノースポーツクラブ)、國武 大晃(ブックオフ)、木村 葵来(ムラサキスポーツ)、大塚 健(BURTON)の5名が出場出場。
3本の試技から異なる技のベスト2本の合計得点で争われ、荻原大翔はCAB1620(4回転半)ウェドルとSWB1620(4回転半)ステイルを成功。いずれも技の完成度、飛距離が申し分なく高得点を獲得。3本目を残すなか2本目を終えた時点でのスコアは171.50ポイントを獲得。そのまま逆転されることなくワールドカップ初優勝となりました。
2位に入ったのは、今期よりナショナルチーム入りとなった木村 葵来。決勝に1本目、CAB1620(4回転半)ウェドルを成功させ82.50ポイントを獲得。2本目にミスをしてしまい、後がなくなった3本目。見事、SWB1620(4回転半) インディを成功させ85.50ポイントを獲得。合計得点が168.00ポイントとなり逆転で2位表彰台を獲得。
昨年のクライシュベルク(オーストリア)でのビッグエア・ワールドカップで3位に続き、自身2度目の表彰台。
3位は昨年の大会の覇者、大塚 健。3本目に魅せたBS1620(4回転半)メランは高さ、飛距離共に申し分なかったが、こちらが予想していた以上に得点が伸びずに3位となりました。
男子で日本人勢が表彰台を独占したのは、昨年シーズンのクライシュベルク(オーストリア)でのビッグエア・ワールドカップ以来。改めて日本人選手の層の厚さを示す結果となりました。
おめでとう!優勝・村瀬 心椛(ムラサキスポーツ)、2位・岩渕 麗楽(BURTON)
女子は 村瀬 心椛(ムラサキスポーツ)、鬼塚 雅(ISPS)、岩渕 麗楽(BURTON)、深田 茉莉(YAMAZEN ROCK THE KIDS)の4名が出場。
FS1080(3回転)インディとBS1080(3回転)ウェドルを成功させた 村瀬 心椛が優勝。彼女にとっては2年ぶりのワールドカップ優勝となりました。こちらもFS1080(3回転)メランとBS1080(3回転)ウェドルを成功させた 岩渕 麗楽 が2位に入りました。3位に入ったのは昨年シーズンの世界選手権覇者であるMia Brookes(ドイツ)。
2本目に大クラッシュしてから、3本目での逆転優勝した村瀬。3本目に特大のジャンプを決めた岩渕。どちらも優勝に相応しい滑りでした。
まだシーズン初戦。
これから続く長い戦いが今から非常に楽しみです。
男子最終リザルト
- 1st OGIWARA Hiroto 🥇
- 2nd KIMURA Kira 🥈
- 3rd OTSUKA Takeru 🥉
- 8th KIMATA Ryoma
- 10th KUNITAKE Hiroaki
- 23th MIYAMURA Yuto
- 33th HASEGAWA Taiga
女子最終リザルト
- 1st MURASE Kokomo 🥇
- 2nd IWABUCHI Reira 🥈
- 5th FUKADA Mari
- 6th ONITSUKA Miyabi
報告: スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア) テクニカルコーチ 稲村 樹
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